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東京大学公共政策大学院 | GraSPP / Graduate School of Public Policy | The university of Tokyo

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一冊の本との出会いから東アジアの世界へ

Julia Haberl (from Austria)

東アジアに興味を持った経緯について教えてください。

私は北京大学でダブルディグリーを予定しているキャンパスアジア1年生です。東アジアに興味を持ったきっかけは、14歳のときに出会った一冊の中国の本でした。その本に書かれていた漢字に魅了され、両親や先生のアドバイスとサポートで中国語を勉強し始めました。家庭教師の勧めもあり、高校卒業後すぐに中国政府の奨学金を得て、復旦大学国際経済貿易学院で中国語を学びました。その後、オランダのロッテルダムでアジアに特化した貿易管理を学び、2019年には交換留学生として日本へ、そして香港で6ヶ月のインターンシップを経験しました。

GraSPPに入学した動機は?

私が大学院進学を決めた理由の一つは、貿易コミッショナーとして働く見通しがあったことです。GraSPPに入学する前は、フランクフルトのビジネスコンサルタント会社やスイスに本社を置くグローバル企業のマーケティング部門に勤務していました。しかし当時から、これは通過点であって、自分の将来は東アジアにあると確信していたんです。
2019年に香港のドイツ商工会議所でのインターンシップを経験し、示唆に富んだ話を聞いて以来、オーストリアの経済を世界に広めることで、国境を越えたネットワーク作りへの熱意と貿易のバックグラウンドを結び付けられると思いました。
GraSPPに入学したのはCampus Asia Programがあったからです。私の経歴と東アジアへの情熱から、このプログラムに共感し、今に至ります。

2カ月前にようやく来日されたそうですね。日本での学校生活はいかがですか?

GraSPPでの学生生活や東京での生活は、出会う人、場所、体験の面で、非常に多様だと思います。この半年間、時差を調整しながら母国からオンライン授業を受けるのに苦労したので、来日してからはできるだけ多くの授業を対面で受けて、学生生活を楽しんでいます。これまでの中では、ADBIでインターンシップをする機会を得られたことが個人的なハイライトです。アジアの開発途上国のソーシャル・セーフティ・ネットに関する出版物の編集をサポートしましたが、インターンシップの範囲を超える貴重な経験でした。

在学中に挑戦したいことは?

来学期から北京大学に留学するため、GraSPPでの時間はかなり限られていますが、ADBIのインターンや絶対に取りたかった科目など、予定していたことは何とかできたので満足しています。ただ、現在の状況を考えると、中国で物理的に授業に参加するのは難しく、東京に滞在してオンラインで授業を受けることになった場合は、上智大学での交換留学中にしたように大学の野球チームに参加したいと思います。一期一会で、どんな大学の授業よりも異文化マネジメントや日本文化について多くのことを学びました。

卒業後のプランはありますか?

GraSPPで学んだ後、どうするのかはよく考えます。仕事のオファーをいただいている民間企業に戻るか、世界のどこかで自分の好きなことをやるか、外交官としての夢を追いかけるか…? 民間企業であれ、政府機関であれ、いずれにせよ、日本・中国・韓国で得た知識やネットワーク、経験は私の中に永遠に残るものと信じています。