公開シンポジウム「金融の市場化と金融システム」

日時:2012年9月18日(火) 15:00-18:00
場所:東京大学本郷キャンパス 工学部2号館212教室
主催:東京大学公共政策大学院 寄付講座「資本市場と公共政策」

開催趣旨

欧米では、一時急発展を遂げていた市場型の金融システムが、「シャドーバンキングシステムの取付け」といった言葉に代表されるようにその脆弱性を顕わにし、市場と金融システムの再構築への模索が続いている。

ひるがえって日本では、市場型金融の可能性や望ましい姿をどのように展望することができるのだろうか。

従来必ずしも深められていない金融システムの観点からの議論を含め、市場型金融の今後をあらためて考える。

プログラム

15:00-15:10開会の挨拶
伊藤隆敏
東京大学公共政策大学院長
15:10-15:40基調講演I「市場型金融に関する法制の課題と展望」
神田秀樹
東京大学大学院法学政治学研究科教授
 講演資料(PDF, 213KB)
15:40-16:10基調講演II「市場型間接金融のあり方」
柳川範之
東京大学大学院経済学研究科教授
 講演資料(PDF, 177KB)
16:10-16:20休憩
16:20-17:55パネルディスカッション
パネリスト(五十音順)
小野 傑
西村あさひ法律事務所弁護士
東京大学大学院法学政治学研究科客員教授
 講演資料(PDF, 2.01MB)
神田秀樹
東京大学大学院法学政治学研究科教授
高田 創
みずほ総合研究所(株)チーフエコノミスト
 講演資料(PDF, 548KB)
玉木伸介
大妻女子大学短期大学部教授
 講演資料(PDF, 164KB)
柳川範之
東京大学大学院経済学研究科教授
司会
天谷知子
東京大学公共政策大学院客員教授
17:55-18:00閉会の挨拶
田辺国昭
東京大学大学院法学政治学研究科教授(前公共政策大学院長)

開催報告

平成24年9月18日、工学部2号館212号室に於いて「資本市場と公共政策」寄付講座公開シンポジウム『金融の市場化と金融システム』を開催しました。

伊藤隆敏東京大学公共政策大学院院長の開会挨拶に続き、 基調講演として、東京大学大学院法学政治学研究科神田秀樹教授に「市場型金融に関する法制の課題と展望」と題し、お話しいただきました。

次に東京大学大学院経済学研究科柳川範之教授より「市場型間接金融のあり方」についてご講演いただきました。

休憩をはさみ、天谷知子東京大学公共政策大学院客員教授の進行でパネルディスカッションを行いました。

パネリストとして、小野傑弁護士(西村あさひ法律事務所、東京大学大学院法学政治学研究科客員教授)、神田秀樹教授、高田創氏(みずほ総合研究所(株)チーフエコノミスト)、玉木伸介教授(大妻女子大学短期大学部)、柳川範之教授にご登壇いただき、活発な議論をいただきました。

最後に、田辺國昭東京大学大学院法学政治学研究科教授(前公共政策大学院長)に閉会の挨拶をいただき、幕を閉じました。

本シンポジウムには金融界、他大学の方を含め、100名を超える方々の参加をいただきました。

伊藤隆敏 公共政策大学院院長

神田秀樹 東京大学大学院法学政治学研究科教授

柳川範之 東京大学大学院経済学研究科教授

玉木伸介 大妻女子大学短期大学部教授

小野傑 西村あさひ法律事務所弁護士

高田創 みずほ総合研究所(株)チーフエコノミスト