公共管理論T
担当教員 |
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科目番号 |
12060 |
学期 |
夏 |
曜日・時限 |
金曜2限 |
単位 |
2 |
内容・進め方・主要文献等 |
公共政策の形成、実施、評価は、主として行政機関による組織的活動である。組織活動を効果的に実施するためには、多数の要素から構成されている組織活動の適切な「管理」が不可欠である。 この授業では、このような公共政策に関する管理を「公共管理」と捉え、まずその基本的な考え方について述べるとともに、計画−実施−評価というマネジメント・サイクル、公共管理における基本的資源(財政的資源、人的資源、情報、ルール)とその確保、効率的利用に関する基本的論点について検討する。次いで、わが国の行政組織および公務員制度に焦点を当てつつ、組織管理、人事管理について考察する。 公共管理のもう一つの重要な要素である財務管理については、公共管理論 IIで論じられる。 授業は、参考文献を素材として、まず論点ごとに講義形式で概要を述べ、次いで課題について討論形式で理解を深める。公共管理論の基本的な理論枠組はかなり抽象的であり、それを理解するためには、具体的な事例の検討分析が必要である。仮想例を含め具体例を素材に講義と討議を交互に行う。受講に当たっては、受動的に聴講するだけではなく、カレントな社会に関心をもち、その中から素材を見出し、自ら分析を試みることが望ましい。 授業の予告、資料等については、HP等に掲示する。 |
教材等 |
Simon, Thompson & Smithburg, Public Administration, Transaction Publishers, 2000 を基本的参考文献として用いる。受講希望者は、予め入手しておくことが望ましい。 |
成績評価の方法 |
平常点および筆記ないし口述試験の結果の総合評価による。 |