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対外政策決定論

担当教員

五十嵐 武士

科目番号

22040

学期

曜日・時限

月曜4限

単位

内容・進め方・主要文献等

 グローバリゼーションの進行する状況を踏まえて、当事国の国際的地位や国際関係のあり方、アクターの範囲の違いに伴う対外政策決定過程の性格等を概観した上で、基本方針との関係を基準にして争点領域のタイプを分け、それぞれについて情報収集、分析能力、利害状況、政治的リーダーシップおよび政策目標の設定、実施体制および政策手段の選択国内での支持調達、外交交渉のソフトパワーなどについて、対外政策決定上の各要素を検討する。日本の例に限らず、国際比較、特にアメリカの場合を参照することにしたい。

講義は演習形式で行ない、次のような構成にする予定である。
一.イントロダクション 二.対外政策の決定理論 
三.対外政策の政治過程・内政構造の諸類型
四.国際的地位・外交スタイルの諸類型 五.三類型間の連関
六.世界情勢の構造と安全保障の争点領域
七.アメリカ型対外政策とソフト・パワー 八.日本の対外政策
九.二次元ゲーム論   十.トランスナショナルな政治空間
十一.国際協調と多国間外交 十二.対外政策過程の多元化 
十三.グローバル・ガヴァナンス・予防外交

教材等

1.佐藤英夫『対外政策』(東京大学出版会 1989年)
2.草野厚『政策過程分析入門』(東京大学出版会 1997年)
3.五十嵐武士『日米関係と東アジア』(東京大学出版会 1999年)ほか。

成績評価の方法

講義でのレポートなどによる。

関連項目