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国際法基礎理論 シラバス

担当教員

大沼 保昭 中川 淳司

科目番号

11150

学期

曜日・時限

金曜3限

単位

2

科目概要

 グローバリゼーションの進行が「国家間法としての国際法」という枠組に与えるインパクトを理論と実証の両面から検討する。この演習では、まず、国際法における私人の地位と役割をめぐる従来からの理論的取り組みを検討する。次いで、現代の国際社会において国際法の実現過程で私人が実際に果たしている役割を実証的に検討する。具体的なトピックとしては、WTO紛争解決手続における企業・NGOの役割、国家と外国投資家との投資紛争の仲裁による解決、国連グローバル・コンパクト、バーゼル合意や伸バーゼル合意の定立・実施過程における民間銀行の役割などを取り上げる。こうした検討を通じて、現状を説明する新たな理論枠組の可能性を探る。

前提履修科目

夏学期の「国際経済法」の履修が望ましい。

成績評価

レポートと日常点による 。

テキスト

適宜配布する。

参考文献

演習の最初に指定する 。

講義日程

10月7日   
導入講義、教材配布、報告分担決定

10月14日・10月21日・10月28日
このテーマに関する先行研究の検討 

11月4日・11月11日
WTO紛争解決手続における企業・NGOの役割についての実証研究

11月18日・11月25日・12月2日
投資紛争の仲裁による解決についての実証研究  

12月9日・12月16日
国連グローバル・コンパクトについての実証研究

1月13日・1月20日
バーゼル合意・新バーゼル合意の定立・実施過程における民間銀行の役割についての実証研究

1月27日
総括討論

その他