事例研究(国際法 I)

担当教員

中川 淳司田村 暁彦

配当学期・曜日・時限

夏学期 金曜 4限
夏学期 金曜 5限

内容・進め方・主要文献等

WTO紛争解決事例の研究を通じて、WTOの紛争解決手続とWTO法についての基礎知識と実践的な応用能力を付けさせることを目的とする。

最初の数コマは講義形式で国際経済法とWTO法制度の基礎を学習し、続いてWTOの紛争解決事例を検討して紛争解決手続の実際とWTO法のいくつかの重要な論点に関する先例を学習する。後半では、想定事例について、申立国意見書、被申立国意見書、小委員会報告の起草と口頭意見陳述の演習を行う。なお、講義・演習ともにすべて英語を使用する。

主要文献

・教科書
1 中川淳司・清水章雄・平覚・間宮勇『国際経済法』有斐閣、2003年。
2 WTO, A Handbook on the WTO Dispute Settlement System, Cambridge Univ. Pr., 2004.

・参考文献
1 Mitsuo Matsushita, Thomas J. Schoenbaum & Petros C. Mavroidis, The World Trade Organization: Law, Practice, and Policy, Oxford U. Pr., 2003.
2 松下満雄・清水章雄・中川淳司編『ケースブック ガット/WTO法』有斐閣、2000年。

教材等

WTOホームページおよびそこに収録されたWTO諸協定、WTO紛争解決事例の文書(小委員会報告、上級委員会報告)など。その他、適宜指示する。入手困難な教材は配布する。

成績評価の方法

平常点とレポート等による。

関連項目