地球規模課題と日本

担当教員

鶴岡 公二北岡 伸一

単位数・配当学期・曜日・時限

2単位 冬学期 月曜6限

内容・進め方・主要文献等

21世紀の世界が直面する課題について概観する。
はじめにこれまでの国際社会の基本的な枠組みについて概観する。
特に第二次大戦後の世界を論じる。
地球規模の課題の中で、気候変動、感染症、貧困・開発、テロ・海賊や平和構築について現状と今後の課題を論じる。
国際社会の課題に取り組む我が国の対応について論じ、今後の日本が果たすべき役割について考える。
今後の日本外交の基本理念として人間の安全保障を概説する。
現代の国際社会における意志決定の仕組みについて、G8サミットや国連の意志決定過程を論じる。
具体例として、2005年の首脳が参加した国連総会において採択された首脳成果文書の交渉過程や2008年のG8洞爺湖サミットの準備作業について概説する。
これら外交課題に日本政府が取り組む際の政策決定過程を概観する。政府関係機関、市民団体、マスメデイアなどの果たす役割について考える。
受講生は国際政治および国際法の基礎知識を理解していることが望ましい。英文資料も利用する予定。

教材等

基本的には第一次資料を活用する。
各種国連文書、条約、外交文書など。
講義で取り上げる資料については事前に通報する。
国連のウエブサイトおよび外務省ホームページ。

成績評価の方法

授業中の質疑応答および講義終了後に提出を求めるレポート

関連項目