株式会社損害保険ジャパンの寄付講座
「リスクマネジメント:損保ジャパン」の開設について

東京大学公共政策大学院と損害保険ジャパングループは、 2006年10月から3年間、リスクマネジメント分野の 寄付講座の設置や共同研究を実施するなどの産学連携(※)を深めてきました。

昨今、複雑化するリスクへの対応の重要性が一層高まりつつある一方、 前回の寄付講座において社会的関心の高まりが感じられたことから、 このたび、関連テーマの研究を継続するため本大学院へ損保ジャパンの 寄付講座を設置することになりました。

本講座では、当面、医療事故のリスクマネジメントをテーマとして取り上げて研究を進め、 保険制度をはじめとしたリスクシェアリングのあり方についても提言を行うことを目指しています。

そのため、大学研究者、行政担当者、保険・医療の関係者などの実務家、 法律関係者などを幅広く講師として招き、現状の正確な理解をふまえ、 課題解決に向けた具体策について研究を進めていきます。

教育・研究活動を通じて、専門性の高い人材の育成および公共政策への貢献を図るとともに、 その成果については、毎年一回開催するシンポジウムなどで公表していく予定です。

なお、2010年冬学期の授業は、木曜日3限「事例研究(医療事故のリスク・マネジメント)」となります。

※本大学院が、産学連携の取り組みとしては初めて、一企業との間で行った提携です。

関連項目