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「国際交通政策」の授業では、5月16日(横浜港)、5月30日(羽田空港)、6月6日(成田空港)に現地視察及び講義を実施しました

■5月16日
横浜港の現地視察及び国土交通省港湾局長 堀田治氏による講義を実施しました。

堀田局長の講義では、国際コンテナ戦略港湾、カーボンニュートラルポート、防災・減災及び国土強靭化、みなとを核とした地域活性化、港湾インフラシステムの海外展開、港湾の中長期政策など、わが国の港湾政策の現状と展望についてお話を頂き、参加学生とのディスカッションを行いました。

続いて、国土交通省関東地方整備局の船に乗り、石橋副局長及び神田京浜港湾事務所長より御説明頂きながら、横浜港内を巡り、コンテナターミナルでの荷役、新本牧ふ頭の工事現場、大型クルーズ船等を海上から視察しました。

講義と現地視察をあわせて行うことで、参加学生が港湾の多面的な役割、重要性を体感しながら学び、港湾政策に対する考察や理解を深める貴重な機会となりました。

■5月30日
羽田空港のANAグループ施設の現地視察及びANAホールディングス㈱取締役副会長 平子裕志氏による講義を実施しました。

参加学生は、ANAグループ社員の方々の御案内で、格納庫、運航管理のオフィス、訓練施設を見学し、航空機の安全運航、快適な輸送サービスがどのようにして実現されているのかについて様々な業務の現場で間近に体感しながら学ぶことができました。

視察後には、平子副会長より、ANAグループがコロナ禍という未曽有の危機をいかに乗り越えてきたのかを概説した上で、本年策定されたグループの中期経営戦略が描く今後の展望についてお話を頂き、参加学生とのディスカッションを行いました。

航空会社の様々な部署の視察と経営トップの講義をあわせて行うことで、参加学生が航空機の運航、エアライン・ビジネスの実態や今後の展望について理解や考察を深める非常に有意義な機会となりました。

■6月6日
成田空港の現地視察及び成田国際空港株式会社(NAA)代表取締役社長 田村明比古氏による講義を実施しました。

参加学生は、NAAの御案内により成田空港内と周辺を巡り、空港の施設や業務の概況、周辺地域との歴史、新たな滑走路整備などの機能強化、顔認証技術を活用した搭乗手続き等新たな技術の活用等について学びました。

続いて、田村社長より、本年開港から45周年を迎えた日本のゲートウェイである成田空港の歴史、現況、今後対応していくべき課題、成田空港が目指すべき姿等についてお話を頂き、参加学生とのディスカッションを行いました。

現地視察と講義を通じて、参加者が成田空港の過去、現在及び未来について学び、日本の国際拠点空港のあり方について考察する有意義な機会となりました。