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東京大学公共政策大学院 | GraSPP / Graduate School of Public Policy | The university of Tokyo

学生レポート

学生レポート

中国の学生と交流したい人はぜひHSK4〜5級の語学スキルを。

渡邊 芳信

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CAMPUS Asia プログラムの学生たちはMaster of International Relations (MIR)のクラスに属し、各国から来た本科留学生14人と共に英語で授業を受けています。他にSciencePo.やLondon School ofEconomicsからのdual-degree生と一緒になることも多くあります。授業は、主に講義・ディベート・プレゼンテーションで構成され、欧米型に近い形式。教授陣の英語レベルは高く、多様な視点から、スムーズに授業が展開され、生徒は積極的に意見を述べることが求められます。欧米やアジアの各国から来たクラスメイトとは仲が良く、毎週木曜にはファミリーディナーと称し、北京内のレストランやバーなどを共に開拓しています。対して、中国人学生と交流するためには、サークルに加入するなど積極的な姿勢が必要となります。英語が公用語のサークルもありますが一部なので、これから留学を考えている方には、出来れば事前に少なくともHSK4~5級相当まで中国語を勉強しておくことをお勧めします。クラス分け試験をクリアすれば、中国語で行われる授業を履修することもでき、履修の幅も交流の幅も広がります。また、週4時間の中国語の授業はとてもためになりますが、初心者中級者にはそれだけでは足りません。中国語で議論できるようになるためには、語学パートナーや学外での追加レッスンが必要であると思います。

また生活面についてもご紹介すると、北京に来て2か月間たった今、値段や賞味期限を事前にチェックするなど最低限のルールをおさえれば、こちらでの生活は心地よく感じます。中国語には強いトーンがあり、売店などで買い物をすると無愛想で、一見怒っているようにも見えるかもしれませんが、慣れてくるとそんなことはないとわかります。北京の人は一度知り合いになると人懐っこく、掃除のおばさんの笑顔には癒されることも多いです。また、交換留学生が入ることになる寮もきれいで、共用の和式トイレであること以外に不満を感じている人は少ないです。学校の食堂では150~300円足らずでバランスの良い食事がとれます(ただ、たまにお腹をこわす人もいる)。5000円出せば、約半年分の通話通信料込みでケイタイも買えます。これから北京に来る人たちもきっと、現地での生活にはあまり不自由は感じないはずです。ただし、気候には注意してほしい。空気があまり芳しいものではありません。加えて冬は寒いだけでなく非常に乾燥するので、のどやコンタクトに問題を抱える人も少なくありません。冬学期に留学する方は、マスクの持参、一日用コンタクトへの切り替え等の対策をしてくるとよいと思います。