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東京大学公共政策大学院 | GraSPP / Graduate School of Public Policy | The university of Tokyo

Student Reports

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北京大学での講義

Yuri Tsuyusaki

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北京大学国際関係学院では、国内政治、外交、日中米関係、防衛等、典型的な国際関係学の講義から、環境政策、経済、歴史等、国際関係学以外の講義まで、様々な授業を受けることができます。

必須単位数に余裕があれば、英語開講の授業だけでなく、中国語で開講されている授業も取ることができます。私は東京大学と北京大学のダブルディグリーであったため、必須の英語開講の授業でスケジュールが埋まり、中国語で開講されている授業は取りませんでしたが、度々興味のある授業を聴講していました。教授陣も中国語で教えるほうが、意図やニュアンスがはっきり伝えられ、英語開講の授業では言語バリアを感じる方もいらっしゃるようでした。もし中国語に自信があり、交換留学などで単位に余裕がある場合は、中国語開講の授業にもぜひチャレンジすることをお勧めします。教授陣の中には、海外の大学で教鞭を取ったことのある教授もいらっしゃり、とても分かりやすい講義をされ、発言やディスカッション等も積極的に促して、インタラクティブで面白いクラスにされている方もいらっしゃいました。中国語に自信がない方は、安心して英語開講の授業を受講してください。

必修の中国語の言語クラスもあり、レベル別に週2回授業があります。 私の場合は中国語の言語クラスが免除されていたので、学外の中国語スクールに通い、ビジネス中国語の授業を受講していました。学内の必修言語クラスは、毎学期試験があり、受講していた友人達が必死で勉強していたのを覚えています。

授業を通して、教授陣から学ぶことももちろん多いですが、様々な国から来ている留学生や、現地の北京大生とのディスカッションの中で、異なる考え方や意見に触れ、視野を広げることができたと感じています。北京大学国際関係学院には、世界中からダブルディグリーや交換留学で学びに来ている学生がいます。北京大学は、東京大学だけではなく、イギリスのロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)や、フランスのパリ政治学院(SciencesPo)等、世界のトップ校とのダブルディグリー提携もしており、そういった学校からの留学生とのディスカッションもとても充実したものでした。中国国内の厳しい競争を勝ち抜いてきた、北京大学の現地学生との意見交換から学ぶことも多く、中国に対する理解を深める助けとなりました。また、北京大学はアメリカのスタンフォード大学とも提携を組んでおり、壁一面がスクリーンのハイテク・テレビ電話教室で、北京時間の朝、カリフォルニア時間の夜に、海を越えた中米同時進行の授業を実施しており、スタンフォード大学の著名な教授の講義を受けることができたことはとても幸運でした。教室のコネクションも全く問題なく、スタンフォード生とのライブディスカッションや、北京大とスタンフォード大の教授陣による意見交換も、普段なかなかできることではなく、まさに現在の中米関係を学ぶのに最適な環境でした。

このように、北京大学が提供する全てのリソース、機会を十分に利用し、ご自身の留学経験を充実したものにしてください。受け身姿勢にならず、積極的にチャンスを掴みに行ってください。

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写真左:北京大学の卒業式にて
写真右:北京大学へ提出した修士論文「Taming the Anti-Japan Sentiments – Role of the Chinese Government in Ending Public Mobilisation 」