グローバルガバナンス研究教育センター

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イノベーションガバナンス エキスパート養成プログラム

「イノベーションガバナンス エキスパート養成プログラム」2023年度募集要項

  • 1.講座の目的

    本講座は、イノベーションと表裏一体の関係にある「ガバナンス」について、多角的な観点から学び、イノベーションの社会実装を担う人材を養成することを目的とする。

    イノベーションを社会に実装するためには、そこで用いられる新しい技術やビジネスモデルが社会から信頼され、受容される必要がある。そのためには、実装しようとするイノベーションが、社会のニーズに合致するインパクトをもたらし、リスクが適切に管理されていることが求められる。そのような状態を実現することが「ガバナンス」の目的である。

    一方、変化が早く複雑で予測困難な現代社会においては、ルール・組織・意思決定過程などのガバナンスのための仕組みも、一層迅速、柔軟に運用され、改変可能であることが求められる(アジャイル・ガバナンス)。そのためには、政府だけで設計・運用する、巨大企業が一方的に設定するといったガバナンスではなく、社会の様々な立場にある組織や個人(マルチステークホルダー)が協働と相互評価を重ねて作り上げるガバナンスが求められる。また、社会実装においては、適したガバナンスの考案だけではなく、それを協働しながら現実化するための実践的なノウハウも必要とされる。

    イノベーションの担い手である企業自身が、他のステークホルダーを巻き込みながら、このようなガバナンスを設計するために求められる視座と実装するためのノウハウを得られるよう、本講座では、①課題の解決(目的)とその解決にあたって重視するべき価値(持続可能性・ウェルビーイング・プライバシーなど)の相互の関係、②イノベーションを成立させるためのガバナンスの諸論点(ルール・技術・組織の設計、アカウンタビリティ確保、紛争解決など)や、③協働する上での実践的な方法について、関連分野(法律・経営・倫理・リスク管理など)における第一線の専門家や実践者から、最新動向を踏まえた講義を受ける。そのうえで、課題に直面している現実の事例を取り上げ、受講者自身がガバナンスの仕組みを具体化するための模擬プロジェクトを行い、発表する。

  • 2.履修によって得られるもの

    ルール・技術・組織の設計および運用や、アカウンタビリティの確保に関するガバナンスの手法を理解するとともに、これらを組み合わせたガバナンスの在り方に関する理解を深める。

    これらを通じて、既存のルールや政府の政策を所与と受け止めずに、あるべき姿から発想する、新しい技術やビジネスモデルの実装に求められる視座を得る。

    スタートアップの参加を得て、企業とスタートアップが価値を共創するうえで必要なノウハウを得る。

    第1期以降の受講生のコミュニティに参加し、ネットワーキングの機会を得る。

  • 3.対象者等

    募集人数15名程度
    受講料50万円(1名あたり・税別)
    受講者企業の経営層、幹部候補、公共政策担当者、法務担当者 等 弁護士、公認会計士、経営コンサルタント 等 政府、NGO、国際機関の職員 等 起業家 10年以上の実務経験を有することを目安とするが、それに満たない場合でも経歴や実績を考慮して受け入れる場合がある。

    ※講義はリモートまたは本郷キャンパス、グループワークは本郷キャンパスで実施する。

  • 4.カリキュラム

    *1回2時間、全12回。日時、講師は変更する可能性があります。

  • 日時テーマ講師(敬称略)
    Unit1 イントロダクション
    Class19/30(土)
    10:30-12:30
    イノベーションガバナンスとは
    目的と価値の階層性
    受講者自己紹介
    (ガバナンスに対する問題意識等)
    宗像直子(東京大学公共政策大学院・教授)
    馬田隆明(東京大学FoundXディレクター)
    9/30(土)
    12:30-13:30
    ネットワーキング-
    Unit 2 ガバナンスの考え方とツール、プロジェクト準備
    Class 29/30(土)
    13:30-15:30
    ルールの基礎
    (紛争解決/リスク管理/インセンティブ設計)
    深水大輔(長島・大野・常松法律事務所)
    Class 39/30(土)
    16:00-18:00
    グループプロジェクト
    (プログラム修了生の経験と学び)
    岩本展枝、松田周作、岡本昌之、矢島桐人、結城東輝(詳細は7.招聘講師陣参照)
    9/30(土)
    18:30-20:00
    ネットワーキング-
    Class 410/7(土)
    14:00-16:00
    ワークショップ
    (スタートアップ/大企業のルールに関する困りごとリバースピッチ)
    宗像直子
    馬田隆明
    Class 510/14(土)
    13:30-15:30
    リスク分析のツール
    (リスクチェーンモデル)
    江間有沙(東京大学未来ビジョン研究センター・准教授)、松本敬史(同客員研究員)
    Unit 3 事例による学びとプロジェクト実践
    Class 610/14(土) 16:00-18:00ワークショップ
    (各プロジェクトからのピッチとブレスト)
    宗像直子
    馬田隆明
    Class 7
    リモート予定
    10/21(土)
    14:00-16:00
    ルール形成のプロセス
    (電動キックボードをめぐる規制改革)
    岡井大輝(LUUP CEO)
    Class 8
    リモート予定
    10/28(土)
    14:00-16:00
    ルール形成のプロセス
    (ギガスクール構想実現への道のり)
    浅野大介(経済産業省産業政策局産業資金課長)
    Class 911/11(土)
    14:00-16:00
    ワークショップ
    各プロジェクトからの中間報告
    宗像直子
    馬田隆明
    Class 1011/25(土)
    14:00-16:00
    ルール形成のプロセス
    (官民両側の経験から)
    宮坂 学(東京都副知事)
    12/2(土)
    14:00-16:00
    オフィスアワー宗像直子
    馬田隆明
    Unit 4 発表とまとめ
    Class11,1212/16(土)
    13:30-18:00
    ワークショップ
    各プロジェクトからの最終報告①②
    宗像直子
    馬田隆明
  • 5.修了要件

    ・講座をすべて受講し、議論に参加し、所定のリフレクションペーパーを提出すること。
    ・グループプロジェクトに参加し、発表(共同)を行い、レポート(共同)を提出すること。

  • 6.プログラム責任者

    宗像直子東京大学公共政策大学院教授(運営責任者)

    馬田隆明東京大学FoundXディレクター(プログラムコーディネーター)

  • 7.予定招聘講師陣(敬称略)

    浅野大介(経済産業省 産業政策局 産業資金課長)

    江間有沙(東京大学 未来ビジョン研究センター 准教授)

    岡井大輝(LUUP CEO)

    深水大輔(長島・大野・常松法律事務所 弁護士)

    松本敬史(東京大学 未来ビジョン研究センター 客員研究員)

    宮坂 学(東京都 副知事)

    (Class 3に登壇するプログラム修了生)
    (1期生(2021年度))

    岩本展枝(PwCあらた有限責任監査法⼈ テクノロジー・エンターテインメント アシュアランス部 ディレクター/公認会計⼠)

    松田周作(富士フイルムホールディングズ株式会社 ガバメントリレーションズ推進部 政策渉外グループ長)
    (2期生(2022年度))

    岡本昌之(トヨタ自動車株式会社 先進技術開発カンパニー 先進データサイエンス統括部 AI CoEグループ長)

    矢島桐人(アフラック生命保険株式会社 DX推進部 Principal Strategy Manager)

    結城東輝(弁護士/スマートニュース株式会社・法律事務所ZeLo)

  • 8.応募書類

    1)願書(様式1)
    2)本プログラムを志望する動機(様式2)

  • 9.選考方法

    書類にて選考いたします。

  • 10.結果通知

    選考の結果を電子メールにてお知らせします。

  • 11.受講料の振込み

    ご指定の住所に振込依頼書をお送りします。記載の期日までに納付をお願いします。

  • 12.注意事項

    本募集要項の記載内容は変更される場合があります。

    提出された書類の返却、納付された受講料の返金には、いかなる事情においても応じられません。

    応募により得た個人情報については、受講者の選考、選考結果通知、受講手続き業務、将来の広報のためにのみ利用します。

  • 13.応募方法と書類提出先

    書類を、PDFにしてEメールにてお送りください。Email: igep[at]pp.u-tokyo.ac.jp ([at]を@に変えてください)
    応募締切:2023年9月15日(金)17時

  • 14.問い合わせ先

    東京大学公共政策大学院 IGエキスパート養成プログラム 担当
    〒113-0033 東京都文京区本郷7-3-1 国際学術総合研究棟1314
    電話: 03-5841-0913
    Email: igep[at]pp.u-tokyo.ac.jp ([at]を@に変えてください)

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