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東京大学公共政策大学院 | GraSPP / Graduate School of Public Policy | The university of Tokyo

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第20回学生インタビュー(ニュースレター41号掲載)

福山亜希子 (from Japan)

― 大学卒業後10 年以上経ってから大学院入学とは日本ではかなり珍しいと思いますが、きっかけは何だったのでしょう?
職場(衆議院事務局)で「大学院で学んでみないか」と声をかけてもらったおかげです。実はチャンスがあれば大学院で勉強したくて、意向調査で希望を出していたので、GraSPPで学べることになったときは嬉しかったです。選択肢である首都圏の国公立の大学院のうち、学びたいことに一番近い内容を提供しているGraSPP を選びました。GraSPP を修了した男性の先輩がいます。先輩が在籍していたのは7、8 年前で、話を聞きに行ったところ「だいぶ経ってGraSPPもずいぶん変わっているだろうが、自分は行って非常によかった」とのことでした。
もともと公務員志望で、一般職( II 種)で今の職場に入ったのですが、入ったら総合職( I 種)との仕事の違いはなく、男女の区別なく働け、すごく公平で女性が働きやすい職場です。ここで働けて幸せだと思っています。省庁等に出向の機会もあり、限られた範囲とはいえ、違う世界に触れられるチャンスが比較的多いのもこの職場の魅力です。国土交通省に出向したことがありますが、行政と立法の違いに直接触れられた良い機会でした。法律案に関する論点やデータなどをまとめた参考資料集を作成し議員に提供する仕事をしているうちに、もうちょっと勉強して自分のベースアップを図りたいと思ったのがGraSPP を目指した動機でした。視野を広げたいという気持ちもありました。

― 授業はいかがですか?
現実の政策とリンクしている授業が多く、GraSPPに入学して良かったと思っています。
今学期(S1)の八田達夫先生の「ミクロ経済学基礎」は、実際の政策に直結した話が多いだけでなく、先生の忌憚ない意見もちょくちょく伺うことができて、有意義でした。凝縮されていて濃密な時間でした。ただ、他の授業との兼ね合いもあり、経済科目で必須の4 単位のうち残り2 単位は来年に持ち越すことになったのが気がかりで、気がかりで。おまけに、来年取る予定の授業が苦手な英語の授業になりそうなんです。どうして!?と、どんよりとした気分です(苦笑)。

― 久しぶりの学生生活で苦労話があれば聞かせてください。
たまに若者言葉がわからないことがありますが、その場でなかなか聞けなくて。気後れしていないで聞かないとダメですね。 LINE デビューも果たしました。これまでは仕事で必要なかったので、SNSは一切やっておらず、ガラケーで間に合っていました。とはいえ、学生になるとSNS とスマホは必須だろうな、とうっすら覚悟はしていたところ、案の定、入学直後にみんなでLINE のアカウントの交換が始まり、慌ててスマホを買いに走りました。
事例研究用のFacebookグループを辻田先生が作成してくださり、そこに授業の資料がアップされたりするので、Facebook も始めました。LINE もFacebookもおっかなびっくり始動というところです。I T ツールやSNS を自在に使いこなす今の学生のスキルに、感嘆しています。