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東京大学公共政策大学院 | GraSPP / Graduate School of Public Policy | The university of Tokyo

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第30回学生インタビュー(ニュースレター54号掲載)

Zakirov Bekzod (from Uzbekistan)

―なぜGraSPPに入学されたのですか?
ウズベキスタンから2012年に日本に来ました。4年間名古屋大学法学部で勉強して、その後、大学院に行きました。学部の卒論でウズベキスタンの政治をテーマに選び、修士では2年間カザフスタンの政治と石油の問題について研究しました。今はカザフスタンとロシアについて勉強していて、今後はまたウズベキスタンの政治を研究したいと思っています。
名古屋に6年間いたんですが、先生に相談したら「ずっと同じ場所にいると新しいアイデアが出ないから、環境を変えたほうがいい」とアドバイスをもらって。それで、自分でもチャレンジだと思って、東大、GraSPPを選びました。
GraSPPのいいところは理論と実践が両方学べる点ですね。私は理論的に学んだことをどう実現するのかを学びたかったので、実務家の先生が多い環境が良かったんです。GraSPPに来て、リーディングプログラム(GSDM)にも挑戦しました。私のような経済政治を勉強している人と工学部や医学部の学生が、みんな同じところに集まって一つの問題をいろんな観点で考えていく学際的な研究は、色々アイデアがもらえて面白いです。

―日本語がとても上手ですね
ありがとうございます。東京に来てから、もっと日本語をちゃんと勉強しないといけないと思って勉強しています。GSDMのBookClubに入って、そこで1か月に1冊を決めて、皆で読んで議論をしてます。例えば、夏目漱石の『こころ』、『それから』、太宰治の『人間失格』等を英語で読んでます。日本の社会や文化を知りたいと思って読んでいるのですが、文学作品は難しいですね。学術書は研究のためにたくさん読みますが、小説はあまり読まないので苦手でしたが、BookClubで読むようになりました。あと、今まであまり日本の映画を観たことなかったので、観てみようと思って、この間、『万引き家族』を観たんですけど、すごく面白かったです!これまでも、ある程度は日本人と交流してきましたが、それはアルバイト仲間や学校の友達という限られた範囲の日本人で、そこで「自分の中での日本人像」みたいなものが出来上がっていたんです。でも、『万引き家族』を見て、自分が知ってる日本と日本人だけが日本ではないんだと思いました。そういうことも、最近は、少しずつ理解してきています。そういう意味でも、『万引き家族』はとても面白かったです。これからも日本に住みたいと思っているので、日本の社会や言葉や考え方など日本人のことを学んでいきたいです。

―将来の夢は何ですか?
研究を続けて、将来はウズベキスタンの社会を根底の部分から分かっている学者になりたいです。最近はウズベキ人の留学生が増えてきたんですが、家族を経済的に支援したい等の理由で、留学した人の80%くらいは卒業後、日本企業で就職しています。ただ、本当にウズベキスタンの社会に必要なのは研究者、学者だと自分は思うんです。博士で3年研究して卒業した後、研究者として生活していけるか分からないので、理性的に考えると研究の道は難しいとも思うのですが……。でもウズベキスタンの国のため、社会のためを考えると、誰かが学者にならないといけないと思って。自分は研究者、学者になって、国や社会のためになる役割を果たしたいという夢があるので、それを目指して頑張ろうと思っています。