東京大学公共政策大学院での学びや学生生活、また修了後のキャリアについて、教員及び修了生が実際の講義や経験談のもと、お話しします。
日時
2023年4月15日(土)15:00‐16:15
場所
東京大学本郷キャンパス国際学術総合研究棟4階講義室B
登録
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プログラム
第一部 教員×履修生トーク
事例研究の講義の一つとして開講している、「政策評価のための因果推論」について、担当教員の川口大司教授及び履修生が講義内容から受講して得られた知識・経験についてお話しします。
<スピーカー>
川口大司教授
東京大学公共政策大学院及び経済学研究科教授。専門は労働経済学・実証ミクロ経済学。現在の主要な研究として、新しい技術やマクロ経済環境の変化が、雇用・賃金に与える影響を労働者の異質性に注目し分析。また、労働者派遣業のデータを用いて労働市場における摩擦の大きさを計測し、それが労働者のスキル形成や賃金に与える影響を分析している。同時に様々な経済政策をミクロ実証経済学の手法を用いて評価する研究を行う。
廣川和也(国際公共政策コース、2023年修了予定)
EBPM(証拠に基づいた政策立案)への関心から、地方自治体から依頼された政策評価を行う事例研究を受講し、「新型コロナウイルス感染症対策に関する効果検証」を研究。その他、研究補助活動として「自治体データの学術利用基盤整備と経済分析への活用」に従事。
廣瀬真衣子(経済政策コース、2023年修了予定)
EBPM運用の先進的な試みに興味を惹かれCapstone演習を受講し、育児休業の取得が、当人と同僚社員の残業時間に与える影響を分析した。また、転職市場における男女間格差の有無を研究した他、科学技術・学術政策研究所(NISTEP)ディスカッションペーパーの執筆にも従事。
第二部 修了生トーク
様々な公共セクターで活躍する修了生が、在学時の経験談や就職・キャリアについてお話しします。
<スピーカー>
市川真愛(コンサルティング企業、2020年修了)
2018年に中央大学法学部を卒業後、東京大学公共政策大学院(国際公共政策コース)に進学。在学中はSTIGプログラム等を履修し、2020年修了。外務省国際協力局気候変動課での2年間の勤務を経て、現在、民間のコンサルティング企業にて、気候変動を始めとするサステナビリティ課題に関するコンサルティングに従事。
髙木康一(財務省、2012年修了)
2010年に一橋大学法学部を卒業、2012年に東大公共政策大学院を修了し、財務省(本省)に入省。関税局や主税局勤務後に人事院留学(LSE、ケンブリッジ大)。帰国後、海津市地方創生•行財政改革担当部長を経て、現職(防衛省整備計画局防衛計画課防衛部員)。
長菜々子(埼玉県庁、2018年修了)
2013年に東京大学法学部第2類卒業後、埼玉県庁に入庁し、国民健康保険関連業務に従事。2016年に東京大学公共政策大学院法政策コースへ派遣。子ども医療費について論文を執筆。修了後は、生活困窮者支援、子どもの学習支援、新型コロナウィルス関連業務等に従事。
班学人(日本放送協会、2018年修了)
2015年に東京大学工学部卒業後、GraSPPに進学。2016年9月からダブルディグリープログラムでコロンビア大学国際公共政策大学院に留学し、翌年5月に修了。2018年4月にNHKに入局し、国際番組部、政治番組部、札幌放送局。選挙、サンマ漁、北海道とロシアの関係など、様々な立場の方にお話を伺い、番組を制作している。
お問い合わせ:
東京大学公共政策大学院 広報担当
graspp.pr.j(at)gs.mail.u-tokyo.ac.jp