医療技術評価・政策学
※定員に達したため、受付を締め切りました
第6回「医療技術評価」国際シンポジウム
根拠に基づく費用対効果の判定を考える
-多基準意思決定分析(MCDA)の活用の可能性-
世界では昨今、医療技術評価を公共政策として制度化する動きが加速されている。安倍内閣は、既に「日本再興戦略」改訂2014に費用対効果の検討を明記し、新制度の導入を国家の既定路線としている。2012年5月より始まった厚生労働省の中医協による医療技術評価の検討は、2016年度より試行的に導入され、さらに2019年度よりの本格的導入が予定されている。
まだ、新制度の内容の細部は検討中ではあるが、医薬品の費用対効果の判定や、その結果の薬価への反映の意思決定プロセスは、できるだけ透明であることが求められる。そのためには、客観基準を明示したルールの策定が望まれる。
そこで本シンポジウムでは、近年、そのような目的にかなうものとして、欧米の医療技術評価で注目されている多基準意思決定分析(MCDA)の手法について基本を学ぶ。
日時 | 2017年12月11日(月) 13:20-18:00 |
---|---|
会場 | 東京大学 福武ホール地下2階 福武ラーニングシアター(地図) |
主催 | 東京大学公共政策大学院「医療政策・技術評価」研究ユニット |
共催 | キヤノングローバル戦略研究所(CIGS) EFPIA Japan(欧州製薬団体連合会) 東京大学公共政策大学院 科学技術イノベーション政策の科学教育・研究ユニット ヤンセンファーマ株式会社 |
後援 | 明治大学国際総合研究所 |
参加無料。日英同時通訳あり。要事前登録。
登録はこちらからどうぞ。
プログラム
13:20-13:30 | 開会の挨拶 ・飯塚敏晃 東京大学公共政策大学院長 ・EFPIA Japan(欧州製薬団体連合会)代表者(未定) |
13:30-14:10 | 講演1 「MCDAの基本:医療技術評価への応用の利点と限界」(仮題) ・Rob Baltussen, 国際医療経済学 教授 ・Radboud大学メディカルセンター (オランダ) ・国際学会ISPOR「MCDA」タスクフォース委員 |
14:10-14:50 | 講演2 「MCDAの実際:欧州や北米における事例について」(仮題) ・Vladimir Zah, ZRx Outcomes Research Inc., (カナダ) ・国際学会ISPOR中央・東ヨーロッパネットワーク委員長 |
14:50-15:00 | 休憩 |
15:00-15:40 | 講演3 「日本の新薬価制度にMCDAをどう活用するか」 ・鎌江伊三夫 東京大学公共政策大学院 特任教授 ・国際学会ISPORアジアコンソーシアム議長 ・国際学会HTAi 理事 |
15:40-16:20 | 休憩および参加者意見交換 |
16:20-17:50 | パネル討論会 「根拠に基づく政策判断におけるMCDAの意義と役割」 司会 城山英明 東京大学法学政治学研究科・公共政策大学院 教授 パネリスト ・Rob Baltussen ・Vladimir Zah ・鎌江伊三夫 ・厚生労働省関係者(未定) ・Joerg Mahlich, Janssen Pharmaceuticals (ドイツ) |
17:50-18:00 | 閉会の挨拶 ・福井俊彦 キヤノングローバル戦略研究所理事長 |