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東京大学公共政策大学院 | GraSPP / Graduate School of Public Policy | The university of Tokyo

第11回医療技術評価国際シンポジウム
「COVID-19 の教訓 価値評価アプローチ 」 2023年12月08日(金)

医療政策・技術評価研究ユニット

第11回 医療技術評価国際シンポジウム

COVID-19 の教訓 価値評価アプローチ
(日立財団 国際共同研究)

 

このシンポジウムの目的は、2021年12月に東京大学のGraSPPプラットフォームで開始された「日立感染症関連研究支援基金」研究助成金によるCOVID-19パンデミックの公衆衛生経済国際共同研究の進捗報告を行い、議論することです。ヨーロッパとアジアの健康経済学および成果研究の国際的な専門家が、これまでのパンデミック経験における科学と誤情報とのギャップを検討し、価値評価アプローチを通じて得た教訓を、次のパンデミックXに備えて共有します。

日時

2023年12月8日(金)16:00-19:00

会場

ハイブリッド開催
山上会館2階大会議室(地図)(アクセス)およびウェビナー

主催

東京大学公共政策大学院 医療政策・技術評価研究ユニット

共催

日立財団

参加登録

必須。こちらからお願いします。

プログラム

16:00-16:05 開会挨拶
鈴木寛 東京大学公共政策大学院教授

16:05-16:25 “COVID-19 Pandemic in Japan: Consequences and Future Challenges”
鈴木康裕 国際医療福祉大学学長

16:25-16:45 “COVID-19 Pandemic in France: Consequences and Challenges in Health Economics”
Pierre-Yves Geoffard, Paris School of Economics 教授

16:45-17:05 “COVID-19 Pandemic in Sweden: Consequences and Challenges in Health Economics”
Ulf Persson, Swedish Institute for Health Economics (SIHE) 教授

17:05-17:15 休憩

1715-17:35 “COVID-19 Pandemic in Singapore: Consequences and Future Challenges”
Hwee-Lin Wee, シンガポール国立大学 准教授

17:35-17:55 “COVID-19 Pandemic in Taiwan: Consequences and Future Challenges”
Chee Jen Chang, Distinguished Professor, Chang Gung University, Taiwan

17:55-18:15 “COVID-19 Pandemic in Japan: Cost-effectiveness Formulation in Theory and Examples”
鎌江伊三夫 東京大学公共政策大学院 特任教授
小林慎 クレコンメディカルアセスメント株式会社 取締役最高業務責任者
渡邊 亮 神奈川県立保健福祉大学 准教授

18:15-18:55 パネルディスカッション “Role of Value Assessment for COVID-19 to the next”
モデレーター 鎌江伊三夫
パネリスト  ゲストスピーカー全員

18:55-19:00 閉会の挨拶

 

登壇者のプロフィール

鈴木 康裕

国際医療福祉大学学長。1984年慶應義塾大学医学部卒。同年厚生省入省。1998年世界保健機関派遣(事務局長補:局長級《ADG》)として4年間勤務)、2005年厚生労働省研究開発振興課長、2006年同老人保健課長、2009年同新型インフルエンザ対策推進本部事務局次長、2010年同局医療課長、2012年防衛省衛生監、平成26年厚生労働省技術総括審議官、2016年6月同保険局長、2017年7月同医務技監、2020年8月退職。

 

ピエール・イヴ・ジェオファール

パリ・スクール・オブ・エコノミクス教授、フランス国立社会科学高等研究院教授、フランス国立科学研究センター(CNRS)シニアリサーチフェロー。パリ・スクール・オブ・エコノミクス院長(2013-2019年)、パリ・ジュルダン・エコノミクス研究センター長、修士・博士課程 経済分析・政策プログラム長を歴任。応用数学修士(パリ・ドーフィン大学)、経済学修士(EHESS)、応用数学博士(パリ・ドーフィン大学)。スタンフォード大学、シカゴ大学、ローザンヌ大学、ヴェネツィア・カ・フォスカリ大学にて客員研究員。主な研究テーマは医療制度とその規制の分析。50以上の論文を学術誌(Econometrica、Biometrika、American Economic Review、Journal of Economic Theory、Journal of Health Economics、Health Economics、Health Affairs など)に発表。健康に関するジェンダーと社会経済的不平等についての複合研究プロジェクトにおいて、ERC「シナジー」研究助成金(2019-2024年)獲得。

ウルフ・パーソン

スウェーデン医療経済研究所(IHE)シニアアドバイザー。IHEはスウェーデン初の医療経済研究センターとして1979年に設立され、約30名の医療経済学者が在籍している。2017年末まで、IHE CEO、ルンド大学 医療経済学 非常勤教授を兼任。米国ジョンソン・エンド・ジョンソン社(ニュージャージー州)にて医療経済学の元ディレクター、ヘルスケアにおける経済評価手法の開発・応用において、約40年の研究経験を持つ。主な研究分野は、医療経済学、薬剤経済学、経済評価、交通経済学。医療経済学、交通安全経済学の分野で300以上の論文、書籍、報告書を発表している。スウェーデン歯科給付委員会およびスウェーデン医薬品価格・償還委員会の元メンバーとして、医薬品価格と償還の決定に10年の経験を持つ。

 

ウィー・ウィーリン

シンガポール国立大学ソウ・スウィー・ホック公衆衛生大学院(SSHSPH)准教授。患者や医療システムへの価値を最大にする医療サービスの再構築について研究。シンガポールとタイの政策立案にも活用されている。The Straits Times やCAN に記事を寄稿。また、シンガポールを代表して様々な国際専門機関にて活躍している。

 

張 啟仁

台湾 長庚大学 臨床医学研究院、生物医学部、人工知能学部 特別教授。生物統計学を学んだメソドロジストであり、臨床試験とビッグデータの研究デザインと分析について研究。HTA関連研究の専門家でもあり、特に感染症における医薬経済学、費用対効果分析、ダイナミック・モデリングの手法を中心に研究。また、TFDA新薬承認委員会やNHIA新薬償還専門委員会など、多くの政府委員会のメンバーを歴任。台湾医薬経済・アウトカム研究会(TaSPOR)会長(2012~2017年)、ISPOR台湾支部長、ISPORアジアコンソーシアム・アドバイザリーボード次期議長。

鎌江 伊三夫

京都大学工学部及び大学院卒業・工学修士。神戸大学医学部卒業・医師。
ハーバード大学公衆衛生学博士。国際医薬経済学・アウトカム研究学会(ISPOR)日本部会初代会長(2005-09年)。日本人として初めて関係国際学会の理事(ボードディレクター;ISPOR 2004-06年、 国際医療技術評価学会HTAi 2017-20)、またアジア人として初めてISPOR次期会長 2020-21年、ISPOR会長2021-22年を歴任する等、日本における医療経済研究の草分け。