5/17(金)午後の授業について(休講)
5月17日(金)午後の授業は五月祭準備のため休講です。 詳細は、以下のアカデミックカレンダーをご確認ください。
2024年度アカデミックカレンダー
5月17日(金)午後の授業は五月祭準備のため休講です。 詳細は、以下のアカデミックカレンダーをご確認ください。
2024年度アカデミックカレンダー
1.内容 :屋上に太陽光パネルを設置し、電気室まで配線作業を行います。 2.工事場所 :屋上、電気室、各階廊下等 3.工事期間 :令和6年4月17日(水)~10月31日(木) 期間中、廊下、エレベータ、一部の部屋に作業員が立ち入ることがあります。
学部生の時から途上国の開発、特にインフラ分野に関心があった私は、学部卒業後、三菱重工業株式会社へ入社し、発電インフラ関連の円借款プロジェクトに従事していました。途上国への出張の機会もあり、社会的インパクトの大きい事業に携われる充実感を得る一方、途上国政府の方針変更や政治的駆け引きに翻弄され、影響を受けることも多くありました。このような経験から、合理的な政策形成の必要性を強く感じ、会社を退職し公共政策大学院に入学しました。
コロナ禍の影響が残る大学院での学びは、私自身が学部生だったころと大きく環境が異なり、初めはその違いの大きさに戸惑いました。他方、実務経験や教育・研究実績が豊富な先生方のもと、公共政策を体系的に学ぶよい機会となり、私自身の関心が高いEvidence Based Policy Making(EBPM)やデータ分析の授業を通じて政策形成の知見を深めることができました。また、国際プログラム(英語)の授業を積極的に受講し、アジア諸国の行政組織から派遣されている学生や、日本やアジアの政策に関心がある欧米諸国からの学生など、様々なバックグラウンドを持つ留学生との交流を通じ、自身の世界が広がっていく感覚を持ちました。
SIPAへの留学GraSPP入学後、国際開発の分野の知見をさらに深めたいとの想いから、ダブルディグリープログラムに応募をしました。かねてより国際機関での政策形成に関心があり、その分野での専門家が多く集まり、Capstoneプロジェクトを通じた実務的な学びの機会に期待し、コロンビア大学国際公共政策大学院(SIPA)を選択しました。
留学経験がなかった私にとって、世界中からエリートが集まり、クラス内外で活発なディスカッションを行う様子や、多様性を重んじるニューヨークの大学院での学びと生活は新しい発見・挑戦が続く毎日でした。特に様々な場面で、個々人の価値と大切さが語られる場面が数多く印象に残っており、今後、自分とは異なる環境で育った人々と共に働こうと考えている私にとって、とてもよい気づきとなりました。授業では国際連合や国際NGOでの経験が豊富な教授陣のもと、開発現場において使われている手法を学び、Capstoneプロジェクトでは国際連合児童基金(UNICEF)本部のプロジェクトに携わり、気候変動や紛争等の出来事が子どもたちに与えるインパクトを調査しました。
SIPA在学中のインターンシップSIPA在学中には、国連日本政府代表部の社会部(人道・人権分野)でインターンシップの機会を頂きました。外交交渉の最前線に立ち、とても有意義な経験となりました。ロシアのウクライナ侵攻、タリバン政権による女性の権利抑圧などの喫緊の課題を取り上げる安全保障理事会、ポスト紛争国の人権状況を継続してモニタリングする会議、先住民族や女性の地位・権利向上を目指す総会セッションへの出席などを体験する機会を頂きました。欧米諸国の外交官・専門家が主張する人権・人道の在り方を聞きながら、ダブルスタンダードの実態を目の当たりにし、政策形成の実践の難しさを肌で感じました。他方、政治的関心や歴史的背景・思想が絡む複雑な情勢の中、非西洋の先進国である日本の立場のユニークさも実感することができました。多数のプレイヤーが絡み合い、絶妙なバランス感覚の中で進む国際交渉の現場を見て、最終的には政策には人と人のつながりの中で人々のために作られていくものであることを再認識しました。
修了後の展望GraSPPとSIPAでの経験は、入学前には想像していなかった出来事の連続でしたが、仲間の学生から常に刺激を受け、切磋琢磨した体験はかけがえのないものです。現在私はコンサルティング会社で、主に国際開発を担当するチームに所属しています。かねてより関心のあるエネルギーインフラの分野、気候変動対策と経済発展を同時に達成するLow Carbon Developmentの分野で経験を積みたいと考えています。長期的には、国際機関で働き、新興国政府の政策形成支援に携わることを目指しています。
わずか2年3か月の大学院生活の間も、コロナ禍が終息すると人々の対面活動が徐々に再開する一方、国際的な紛争が発生し、過激的な言論による社会の二極化が進行しました。また、人々が生成AIに気軽にアクセスし、利便性を享受できるようになる一方、利用規制の要否が議論されています。目まぐるしい変化、複雑化する課題、多様化する社会において、政策形成は一縄筋には行きませんが、GraSPPとSIPAで得られた最大の財産である先生方や友人とのつながりは今後の糧になると信じています。人々の目指す豊かさとは何かを常に模索しながら、政策の大切さとそれに携わる者の責務を心に刻み、今後も邁進していきます。
We will hold an Information Session on the Summer Internship Programs provided by the GraSPP office. For those who are interested in internship programs, please feel free to join the session. We will give you brief information about the programs and the application schedule.
Date: Tuesday, May 21st, 2024 Time: 12:30- 13:00 Place: IAR 12F, Seminar Room C Please apply for the session from the below link. https://forms.office.com/r/ykpy1uZ0SP
Internship programs to be offered this summer:
Asian Development Bank Institute (ADBI) (website) Institute for International Monetary Affairs (IIMA) (website) GR Japan (website) OECD* (website)
and more...! (TBA)
*OECD will have their individual screening process, which will take 2-3 months.
Inquiries to; ppsupport.j(at)gs.mail.u-tokyo.ac.jp
日程:2024年6月23日(日)
場所:旧安田楠雄邸庭園(東京都文京区千駄木5-20-18)
応募締切:2024年5月22日(水)(5月中に応募者宛て参加可否の結果通知)
参加条件:
①在留資格「留学」の外国人留学生
②アンケート及びホームぺージへの写真掲載に協力できる者
申し込みフォーム: ※直接申し込みです。お問い合わせにつきましても、直接主催者のほうにご連絡いただいて構いません。
https://forms.office.com/Pages/ResponsePage.aspx?id=ZU3vIuXNdUWTSA3cB0Ca7ALn4PVBU71AkQZb2Tc-CWtUM0oxNjYyWVAwSUhaTVFKTjlTNkUxWjNKRi4u&origin=QRCode
〇東京都指定名勝「旧安田楠雄邸庭園」スタディーツアーのご案内:
https://univtokyo-my.sharepoint.com/:f:/g/personal/1571060474_utac_u-tokyo_ac_jp/Err7Z2Lz68VCkm5zlkVfL_oB6rfWpnfL85ZLaAVqbR7sDw?e=KhzOeS
○JEESウェブサイト:
https://www.jees.or.jp/foundation/promoting_cultural_understanding.htm
「若者にはお金がなく、大人には時間がなく、老人には元気がない。」 あまりにも有名なこのフレーズはおそらく多くの人にとっての真理だと思いますが、僕はこの「若者」が「大人」になりつつあるタイミングで、GraSPP、そしてLSEで公共政策を学んでいます。
新卒で入社した総合商社で世界中のビジネスに触れたことで、どのような当事者が、どのような形で関与しているのか、その一端を知ることができました。転機が訪れたのは2020年で、ミャンマーで勃発したクーデターやCOVID-19の流行により、自分が関わっていたプロジェクトの多くが中断、撤退を余儀なくされ、テレワークで有り余っていたエネルギーの向かう先を失いました。その一方で、国際機関のスタッフが問題解決に向けて奔走する姿を見て、パブリックセクターの仕事に魅力を感じ、そのような働き方に関心を持つようになりました。
民間企業の役割は、ビジネスを通じて世界の発展に貢献し、人々の暮らしをよくすることだと言えると思います。しかし、営利企業である以上、株主への利益還元を常に考えなければならず、時にソーシャルインパクトとの間でどのようにバランスを取るべきか、難しい判断を迫られることもよくあります。僕には具体的な研究テーマがあるわけではないのですが、「より豊かな社会の実現のために、国家、国際機関、民間企業、NGO、地域社会、研究機関等がどのような貢献を果たすべきか。そしてそれがどのようにオーガナイズされるべきか」という興味が、今の学習の根底にあります。
Dive into LondonGraSPPで一年半過ごした後、2023年の9月からLSEで勉強していますが、僕の所属するLSEのSchool of Public Policyには世界中から多くの学生が来ています。南アジアの有力な政治家の子女もいれば、南米のとある国の財務省から派遣されて来ている学生もいます。スーダン出身の友人は、通っていた大学が軍隊に占拠された経験から政策について学ぶ必要性を痛感し、LSEに進学を決めたようです。ありきたりな感想ではありますが、多様な国籍や職業経験、そして魅力的な個性を持つ学生に囲まれての学習は本当に刺激的です。4人チームで行ったCapstone Projectでは、最終レポートの締め切り直前に深夜3時過ぎまで図書館でミーティングに参加し、数時間休憩してまたミーティングという日々が続いたりもしました。世界各国から断固たる決意を持ってロンドンに集っているだけに、みんなタフでパワフルです。
ロンドンでの暮らしは、予測できない部分も含めてとても面白いです。ストライキで動かない電車に翻弄され、加速する円安に胃がキリキリすること必須ですが、ごくたまに見せる晴れ間の美しさに、ほとんどの留学生がそれまでの不平不満を引っ込めます。よく学びよく遊ぶ(飲む?)文化が浸透していることもあり、キャンパス内のpubはいつも授業終わりの学生で賑わっています。
ALL IN同年代の社会人の方から、大学院進学や留学について時々相談を受けますが、僕はいつも挑戦してみたらいいのではと答えています。キャリアが中断することや、収入、家族の問題などの不安があり、簡単な決断ではないですが、決して不可能なことではないと思います。一見失ってしまうように見える「数年分のキャリアや収入」は、「将来への覚悟と学習へのモチベーション」に形を変え、自分の中で確かに存在していると実感しています。
僕自身、資金や時間などの大量のリソースを投入し、周囲の理解と応援に支えられて、GraSPP・LSEへの進学が実現した部分があり、動き出してしまった以上ウジウジしているわけにはいかない、という思いは確かにあります。そして、その思いがこの決断を無意識に肯定的なものに捉えさせてしまっているだけかもしれません。
そんな中で考えているのは、自分は、お金と時間とエネルギー、それから周囲の人のサポートを元手に、一発大きな賭けをしているのではないか。そしてこの賭けは決して運任せではなく、地道な努力と自分の覚悟で勝率が上がっていくのではないか、ということです。この文章を読んだ方の中に、もし自分と同じ境遇の方がいれば、ぜひ挑戦をしてみてほしいと思いますし、その挑戦を、心から応援します。
文部科学省での夏期インターンシップを希望する者は、文部科学省のWebサイトをよく読み、「調査票(様式4)」を 5月22日(水)正午までに公共政策学務チームに提出してください。
提出先:2024文部科学省夏期インターンシップ応募 ※リンク先に「調査票」のWordファイルをアップロードしてください ※提出した旨を学務チーム宛てにメールでご連絡ください(ppin.j@gs.mail.u-tokyo.ac.jp)
○留意事項 (1)本学インターンシップの採用に 影響がありますので、申請にあたっては十分な確認をお願いします。採用決定後の辞退はできません。 (2)実習にあたっては傷害保険及び賠償責任保険への加入が条件となります。 (3)受入決定後の受入期間の変更は原則認められませんので、希望期間に 重複する予定がないか十分にご確認願います。希望期間内に出勤できない日がある場合は忘れずに記入してください。
アメリカの証券アナリスト協会から、アメリカの証券アナリスト資格(CFA)の説明が、5月31日(金)3時から4時、小島コンファレンスルームにて、あります。日本語の説明もあります。学生、院生の方は、ふるって登録・参加ください。 開催日時 2024年5月31日(金)15:00 – 16:00 ※事前申込制 開催場所 東京大学経済学研究科学術交流棟(小島ホール)2階 小島コンファレンスルーム WEBページ https://www.carf.e.u-tokyo.ac.jp/events/events-240531/ 申込方法 https://cfainst.is/Japan2024
参議院法制局での実習プログラムに参加を希望する者は、参議院法制局のWebサイトをよく読み「学生申込書」を6月26日(水)正午までに公共政策学務チームに提出してください。
提出先:2024参議院法制局インターンシップ応募
*リンク先にExcelファイルをアップロードしてください
*提出した旨を学務チームにメールでご連絡ください(ppin.j@gs.mail.u-tokyo.ac.jp)
○留意事項 (1)本学インターンシップの採用に 影響がありますので、申請にあたっては十分な確認をお願いします。採用決定後の辞退はできません。 (2)実習生は傷害保険及び賠償責任保険への加入が条件となっています。 (3)本インターンシップの対象は「大学・大学院に在籍して法学を学んでいる者」となっています。法学部・法学専攻でない場合は、学生申込書に法学の勉強方法を記載してください。