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東京大学公共政策大学院 | GraSPP / Graduate School of Public Policy | The university of Tokyo

青木尚美教授による『ゼロ官僚制と見えないガバメント』に関する実証研究の論文が国際ジャーナルに採択され、出版されました 2025年04月10日(木)

教員業績報告 , 出版 , GraSPP Blog

青木尚美教授による『ゼロ官僚制と見えないガバメント』に関する実証研究の論文が国際ジャーナル「Asia Pacific Journal of Public Administration」に採択され、出版されました。

GraSPP Blogにて日本語で論文について紹介しています。

GraSPP Blog | 世界が進めるデジタル時代の『ゼロ官僚制と見えないガバメント』への道: 人々はそれを望んでいるのか

概要

世界各国で行政サービスのデジタル化が進むことにより、市民が行政サービスを受けるために自らは何も行動をおこす必要がなく(ゼロ官僚制)、行政と市民の物理的な接点がなくなる(見えないガバメント)世界に向かっている。
 そんな世界が実現したら、市民は行政手続きをする必要がなくなるばかりか、役所・役場の存在を感じることさえなくなるだろう。国によってスピードは違っても、行政サービス改革の潮流としては確実にこの方向にあるが、果たして人々はそれを望んでいるだろうか。
 紹介する筆者の論文は、今月Asia Pacific Journal of Public Administrationから出版された。
当論文では、このような世界の実現に寄与するデジタル時代を代表する行政サービスの形態に着目している。上記の論点を解き明かすにあたり、日本における従来型の行政サービスから、これらのデジタル行政サービスに移行することで起きる市民の行政への好感度の影響(つまり、人々がデジタル行政サービスへの移行を望んでいるか)について、コンジョイント分析を用いて検証している。

論文情報

Aoki, N. (2025). En Route to “Zero Bureaucracy and Invisible Government”: A Conjoint Analysis of the Effects of Transforming the State-Citizen Interface on the Favourability of Public Administration in the Digital Era. Asia Pacific Journal of Public Administration https://doi.org/10.1080/23276665.2025.2478554