
2025年度公共政策大学院ホームカミングデイ 開催報告
10月18日のホームカミングデイ(GraSPP Alumni & Students Day)は、約120名の修了生・学生・教職員が一堂に会し、公共政策分野における知の継承とネットワークの深化を確認するとともに、今後の進化を模索する意義深い機会となりました。
また、本イベントでは初めてのAIによる日英同時通訳・翻訳を導入。今までのパラレルセッションを改め、日本人と留学生が同じ会場で同じテーマについて議論することができました。
冒頭の宗像直子教授による講演「トランプ関税と国際秩序の行方」では、第2期トランプ政権の対外関税政策をめぐり、歴史的経緯と政策目的を地経学的視座から分析し、その含意を示唆に富む形で提示いただきました。質疑応答では、「いかに国際経済秩序に多角性を確保するか」「不確実性が高まる中で日本はいかに情報収集と政策形成を行うべきか」など、修了生から多様な視点に基づく活発な議論が交わされました。
続いて、Striratna “Tita” Nityahayu同窓会会長およびAdele Trouillet学生自治会会長からのご挨拶があり、その後、川口大司公共政策大学院長より、GraSPPの設立に深く尽力され、2012年から2014年にかけて院長を務められた伊藤隆敏先生への深い哀悼の意が述べられました。次に、組織運営、教育国際化、博士課程・リカレント教育の展開など、多角的観点からGraSPPの近況と成果が報告されました。また、現在直面している課題と今後進むべき方向性や新たなミッションを参加者と共有する貴重な機会となりました。
集合写真撮影後の懇親会では、食事と飲み物を囲みながら旧交を温め、新たな交流を育む時間となりました。学術的刺激と人的ネットワークの双方が結びつく場として、参加者の満足度の高さがうかがえました。
参加者の声
「開催頻度を増やしてもらえるとありがたいです!」 「たくさん参加されていて嬉しかったです」
“GraSPP is a remarkably strong community and it is growing fast. It attracts many quite exceptional students every year.”
「政策実務の現場とアカデミアの橋渡し役としてのGraSPPの重要性を再認識した」
「日本トップレベルのリソースを持っているはずなので、それを活かした活動ができれば良いと思います。」
「アジアの各校との連携を強化するなどでプレゼンスを高め、アジアトップレベルの学校になれると良いと思います。」
「留学生と日本人学生の交流に課題があるとのことだったので、何か卒業生が手伝えることがあるのではないかなと思いました」
「修了生ネットワークを上手くGraSPP運営に結び付け、魅力を増すことが出来ればと思います。これまでの人材育成の成果を元に、必要な学費構造の転換と、さらなるプログラムの質の向上を目指すことを応援しています」
そのほか、「現役学生との意見交換」「社会の第一線で活躍する修了生との対話」など、世代を超えた知見の共有がなされ、まさに知の共創が育まれる場となりました。コミュニティの結束力と知的関心の高さが改めて示された一日でした。
GraSPPはこれからも、同窓生・現役学生・教職員が相互に学び合い、お互いの活躍に寄与するコミュニティ形成に努めてまいります。
来年のホームカミングデイは、2026年10月17日(土)です!
公共政策大学院同窓会(龍岡会)についての話し合い
本イベントに先立ち、修了生と在校生の有志が集まり、同窓会の現状や課題を共有し、今後のあり方について活発な議論を行いました。