集中講義「水道事業の経営管理」が開催されました（（担当教授大西淳也・元総務省公営企業担当審議官）。この講義は、外部クライアントとして日本政策投資銀行（ＤＢＪ）様のご協力をいただき、学生がグループで提案書をまとめていくCapstone演習として実施されました。
去る2023年9月20日（水）午前には日本政策投資銀行（ＤＢＪ）様の講義と課題の提示があり、午後には宮城県企業局・津田様、盛岡市上下水道局・山路様、矢巾町・吉岡様よりオンラインによる講義をいただきました。
その後、22日（金）には各グループより中間報告がなされ、日本政策投資銀行（ＤＢＪ）様からのフィードバックをいただいたのち、グループ別に現地視察に備えた下調べを行いました。
25日（月）及び26日（火）にかけて現地視察を行いました。まず、宮城県大崎広域水道事務所様では水道事業のコンセッション方式を学ぶとともに、急速濾過の諸施設を見学しました。次の盛岡市上下水道局様では100年構想に基づく水道事業経営を学ぶとともに、米内浄水場様・新庄浄水場様において緩速濾過・急速濾過の諸施設を見学しました。盛岡泊後の翌26日には、矢巾町役場様で高橋町長の激励のご挨拶をいただいたのち、フューチャーデザインについて学ぶとともに、東部配水場様を見学しました。
最初の講義開始から8日後の28日（木）には学生の各グループから最終報告がなされ、外部クライアントの日本政策投資銀行（ＤＢＪ）様よりご講評をいただきました。
学生に負荷をかける観点から、非常にタイトな日程をあえて組みましたが、各グループとも日本政策投資銀行（ＤＢＪ）様も驚くほどの高い集中力を発揮し、完成度の高い報告書を作成してくれたことが印象的でした。
水道関係者皆様の熱い思いが学生に伝わった集中講義でした。学生にとっても大学院での印象に残る1シーンとなったことと思います。