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東京大学公共政策大学院 | GraSPP / Graduate School of Public Policy | The university of Tokyo

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将来の東アジアの安定と繁栄を願う日本からのまなざし

高原明生教授 (from Japan)

 

私は現代中国の政治と外交を研究対象としています。習近平政権の内政や日中関係の現状分析を含みます。研究を通じて、中国や東アジアの平和と発展に寄与すること、日本の外交政策にも示唆を与えることを目標としています。経済や文化の繋がりの深さ、地理的な距離の近さと情報量の多さから、日本で中国政治を研究する意義は大きいでしょう。GraSPPで、将来の東アジアの安定と繁栄を支える能力とネットワークを築いてください。

私は現代中国の政治と外交を研究対象としています。習近平政権の内政や日中関係の現状分析を含みます。研究を通じて、中国や東アジアの平和と発展に寄与すること、日本の外交政策にも示唆を与えることを目標としています。

子供のころに読んだ『三国志』や神戸在住華僑作家、陳舜臣の小説など、中国の古典を日本人向けに書き直された作品から中国に興味を持つようになりました。大学院に留学した1980年代初め、私は研究者ではなく国際公務員として開発に携わることを考えていましたが、修士論文や博士論文のテーマとして選んだのは中国でした。中国はまだこれから発展していくという時期でしたので、少年期に抱いた中国への関心が、「発展の問題に関わる仕事がしたい」という想いと自然に結びきました。それが、博士課程を終えて帰国すると大学教員の職を紹介され、今日まで研究の道を歩むことになりました。

 現代中国政治の研究は中国共産党の研究ともいえますが、情報源は新聞や雑誌、公式メディアの公開情報を基礎としながら、現地調査や聴き取りを通じた情報収集も行います。しかし、中国にいてはかえって入手できない情報や、見えにくい事実、また情報発信の制限があることにも留意しなければなりません。その点、日本は経済的、文化的な関係の深さや地理的な近接性があることに加え、他国と比較して客観的な情報の受発信量が多いことから、中国政治を研究する環境として適していると言えるでしょう。皆さんにも、中国の様々な事象を客観的に分析する能力を培ってほしいと思います。

GraSPPはどこをとっても魅力満載の学びの場です。多様な学部の出身者や職業人、様々な国からの留学生など、学生たちの背景はバラエティに富んでいます。また、海外の有名校とのダブル・ディグリー制度が充実しているほか、在籍学生の半数以上が海外からの留学生であり、約半数の授業が英語で実施されるなど、日本に居ながらにして留学環境に身を浸すことができる稀有な環境をも有しています。

 将来の東アジアの、そして世界の安定と繁栄を支える能力の養成とネットワークの構築に最適なこの場所で、皆さんと一緒に成長できることを願っています。