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東京大学公共政策大学院 | GraSPP / Graduate School of Public Policy | The university of Tokyo

GraSPPers Voice

GraSPPの多様性に富んだ環境で得られる貴重な財産

江里口淳也 (from Japan)

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GraSPPに進学した動機についてお聞かせください。

社会変革の一端を担う公共政策を学ぶことは自分の関心事項である移民・多文化共生について考える上で有益だと考えました。また、移民政策に限らず、相対的貧困層の拡大や社会構造の変化等の日本社会における課題は、認識は容易であっても具体的な問題点の洗い出しや実践的な改善策を見つけるのは困難なものばかりです。政策学という学祭的に実利を考えながら政策という視点から社会問題の解決を試みる学問に惹かれ進学を志しました。

大学院生活の中で、印象に残っている活動や授業についてお聞かせください。

GPPNという国際政策コンペへの参加と政治とマスメディアという授業です。GPPNではグループで政策立案を行いました。昼夜を通してミーティングを繰り返し、パリ政治学院での決勝発表まで進みました。技術的な研究活動もさることながら、議論等の共同作業という側面からも非常に学びの多い経験でした。
また、政治とマスメディアの授業では政治の第一線で活躍する登壇者の方々から直接お話を伺い、授業の半分以上の時間を使って質問をする機会が与えられ、非常に刺激的な学びの場でした。

学生自治会にはどのような経緯で参加されましたか。

私は国際コースに4月入学した関係で、入学直後から自然に日本人学生と留学生の両者と関係性を築くことができました。その折に、GraSPPの多様性が交流の少なさによって最大限発揮されていないことを知りました。そこで、自分のような人間が自治会にいることで学生間の繋がりを強化し、GraSPPをより魅力的な学びの場にすることができるのではないかと考え参加を決意しました。

GraSPPの魅力は何だと思いますか。

同級生は公的機関からの出向者からコンサル経験者、様々な学部から直接院進した者など多様です。また半分以上は留学生で構成されています。そのような学生間での共通点は公共政策と他者への関心です。ラウンジでは学生が冗談から授業の議題、時事の話などを偶発的に熱く議論する話す姿をよく見ることができます。対等な立場で議論できる関係を新しく築くことができるこの環境は非常に魅力的です。

大学院での学びや経験が、今後どのように活きてくると思われますか。

自治会では、多様な学生や教職員、同窓生との調整を通じて、企画遂行力や調整能力を養うことができたと思います。また、授業では政策や関心事項に関する利害関係者を洗い出し、重要な視点や要件を抑える癖もついたと考えています。さらに、GraSPPで出会った同期たちは、官公庁やさまざまな業界でそれぞれの信条に基づいて働いており、今後もお互いに影響を与え合う、素で向き合える貴重な財産だと感じています。

在学生や進学検討者に向けてアドバイスなどありましたらお聞かせください。

ここには挑戦できる環境が揃っていると思います。履修も自由度が高く、留学や研修の機会が豊富に提供されているだけでなく、修論の執筆の有無も個人の裁量に任されています。GraSPPでの2年間をどう過ごすかは十人十色です。常に情報を集めながら自分にとって一番価値がある期間になるように過ごしていただければと思います。自ら方向性を決めれば達成するだけの環境があります。