IFI主催「コロナと未来」Webinarシリーズ第1回
■日時:6月24日(水)13:00-14:30
■コーディネーター:福士謙介 東京大学未来ビジョン研究センター副センター長・教授■講演1:本多了 金沢大学理工研究域地球社会基盤学系准教授「下水のコロナから分かること」
いま世界各国で新型コロナウイルス感染症の流行検知・予測を目的として、下水中のウイルスモニタリングを行う動きが加速している。講演では「下水疫学調査(wastewater-based epidemiology)」と呼ばれるこの手法のこれまでの知見と今後の可能性について紹介するとともに、ポストパンデミック社会における衛生観念の変化について展望する。■講演2:堀江宗正 東京大学大学院人文社会系研究科教授「コロナ後の宗教とスピリチュアリティ~感染爆発から個人化へ」
日本では、COVID-19と宗教との関係は取り沙汰されていないが、諸外国では宗教的集会が感染爆発の引き金となっている。信教の自由や集会の自由や多文化主義などと公衆衛生の葛藤が論点となっている。それに対して、オンライン上で集会を開いたり、儀式をおこなう動きも出ている。このことは、宗教の個人化、個人的スピリチュアリティの台頭を招く。また、グローバルな苦境に対する諸宗教での一致した活動も出てきている。宗教と感染症の歴史から見たときに、以上のような動きはどのように理解することができるだろうか。人類の連帯感に寄与するような普遍的スピリチュアリティの胚胎を確認することができるように思われる。■詳細・参加登録はこちらから
https://ifi.u-tokyo.ac.jp/event/7206/現在と、その先の「Post-Corona」時代を見据え、より進化した持続可能な未来社会の姿について考えるため、様々な分野の専門家をお呼びする研究ウェビナーです。皆様のご参加をお待ち申し上げております。
未来ビジョン研究センター 事務局