Deadlines/Event Dates November 16, 2021
当財団では、国際開発関連分野で博士の学位取得を目指す日本人人材への支援事業として奨学金
プログラム(給付型)を実施しています。
今春、博士の学位を取得されたFASID奨学生(6期生)小杉穂高氏(UNICEF Kenya Country Office, WASH Officer)を迎えて、研究発表会を開催します(オンライン)。
小杉氏は、大学院に在籍しつつ国際機関(UNICEFウガンダおよびケニア)に勤務されました。当
日はケニアからの参加です。FASIDよりは奨学金プログラムの紹介も行います。
ご案内・お申込み
https://www.fasid.or.jp/scholarship/4_index_detail.php
テーマ 「ポジディブ・デビエンスによる望まない妊娠と性感染症予防」
-ウガンダでのコンドームとホルモン配合避妊薬併用法の促進ー
日時:2021年11月19日(金)12:00-13:00 (日本時間)
(報告・質疑応答、プログラム説明)
報告者 小杉 穂高 UNICEF Kenya Country Office, WASH Officer
FASID奨学金プログラム 6期生 /
東京大学大学院 医学系研究科 国際保健学専攻 博士後期課程修了
令和元年度 東京大学総長賞受賞
対象:どなたでも参加頂けます
開催方法: オンライン(Zoomミーティング)
参加費: 無料 (要事前申込)
概要
女性の望まない妊娠とHIV等の性感染症の両方を予防することはサブサハラ・アフリカ諸国共通
の公衆衛生課題である。この2つの課題を同時に解決するには、避妊効果の高いホルモン配合避
薬と性感染症予防のためのコンドームの併用(デュアル・メソッド)が効果的である。
しかし、この方法を実践するカップルの割合は低く、そのエビデンスも限られている。
本研究では、ポジティブ・デビエンスの手法を用いて、デュアル・メソッドを実践する少数の女
性に特徴的な行動を分析し、女性同士のピアサポートによるデュアル・メソッド普及介入プログ
ラムを策定した。
その後、ランダム化比較試験によりその介入効果の検証を行った。本報告会では、本研究の結果
に加えて、博士研究と開発実務の両立から得られた知見や研究と開発実践の結びつきについても
発表する。
(こすぎ ほだか)早稲田大学人間科学部卒業後、政府機関に勤務。
その後、オーストラリア国立大学からジェンダーと開発学修士号、東京大学大学院から保健学修
士号を取得。JICA海外協力隊としてケニアで活動した後、UNICEFウガンダにて、開発と緊急援助
における水・衛生事業を担当。同時にFASID奨学金プログラムからの支援を受け、ウガンダにお
けるHIV感染リスクと避妊法に関する研究に取り組む。2021年、東京大学医学系研究科より博士
(保健学)を取得。現在はUNICEFケニアにて水・衛生担当官として勤務。
申込み: 以下webサイトの「申込フォーム」からお申込みください
https://www.fasid.or.jp/scholarship/4_index_detail.php
締切り: 定員30名(先着順) あるいは11月16日15時(日本時間)のいずれか早い日程
~ ご案内補足 ~
小杉氏は博士後期課程在籍時から、在外(ウガンダおよびケニア)にて、
国際機関(UNICEF)に勤務しつつ研究・博士論文執筆を進めました。
2学年次の令和元年度、実務と研究の両立が評価され、東大総長賞を受賞されました。国際機関
でのキャリアや研究と実務の両立に関心をお持ちの方のご参加も歓迎します。
参考 https://www.fasid.or.jp/_files/scholarship/6ki_KOSUGI_gaiyo.pdf
(東京大学websiteへ) https://kimino.ct.u-tokyo.ac.jp/4164/
みなさまのお申込み ご参加をお待ちしております。
よろしくお願いいたします。
主催・お問合せ 一般財団法人 国際開発機構
FASID奨学金プログラム事務局 (担当:服部)
〒106-0041東京都港区麻布台2-4-5 メソニック39MTビル6階
email:gakui@fasid.or.jp / TEL:03-6809-1996