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東京大学公共政策大学院 | GraSPP / Graduate School of Public Policy | The university of Tokyo

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キャンパスアジア2023秋学期フィールドトリップ in 福島2024年01月11日(木)

2023年12月9日、10日の二日間、今学期開講中のキャンパスアジアプログラム実践科目「CAMPUS Asia Joint Course: Public Policy in Japan」の一環で、学生と教職員合計24名で福島県双葉郡を訪問しました。

本科目の目的は、日本の公共政策を実践的に学び、多様なステークホルダーによる講義と現場でのフィールドワークを通じて、国レベルと地方レベルでの政策実装に至るプロセスを学ぶことです。当院に在籍しているキャンパスアジアプログラムの日本人、中国人、韓国人、シンガポール人学生だけでなく、プログラム外の日本人学生や各国の協定校からの留学生も多数履修しています。

今学期のテーマは福島の復興。講義及び視察は受講生が①復興の現状について正確な情報に触れること、②復興における政策のあり方を考えること、③講師や受講生との議論を通して政策のプロフェッショナルとしての複眼的な視点での思考を身に着けることを念頭に企画を練り、対話を重ね、実施に至りました。

福島の復興に長年携わってきたキャンパスアジア修了生の全面的な協力を得て、地元住民の方や復興関係のキーパーソンと対話する貴重な機会をいただきました。また、総務省の現役官僚にも複数名、全行程に同行いただきました。東日本大震災・原子力災害伝承館や震災遺構浪江町立請戸小学校の見学を通じて震災のリアルな惨状を肌で感じ、富岡ワインドメーヌや双葉町の町歩き、ロボットテストフィールドの車中見学などを通じ、今も大きな爪痕が残ったままであることを実感しつつも、復興へ向けた明るい取組事例も垣間見ることができました。

二日間のフィールドワークを通じて、ネットからの情報や机上の学問では決して得ることのできない知見を深めることができ、参加者各々の視点で、得るものが多かったのではないかと思います。
学期最後には、学んだことの集大成として、グループに分かれて政策提言のプレゼンテーションを行います。

(キャンパスアジアプログラム担当スタッフ)