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東京大学公共政策大学院 | GraSPP / Graduate School of Public Policy | The university of Tokyo

青木尚美准教授らが執筆した「信頼のおける公的セクターの人工知能:研究の進展と将来の課題」が掲載されたリサーチハンドブックが出版されました 2024年02月20日(火)

教員業績報告 , 出版物

青木尚美准教授、博士課程のMelvin Tayおよび鎗目雅客員准教授が執筆した「信頼のおける公的セクターの人工知能:研究の進展と将来の課題」が掲載された書籍『Research Handbook on Public Management and Artificial Intelligence』(Edward Elger)が出版されました。

章の要旨

人工知能(AI)技術が公的セクターのあり方を革新するにつれて、信頼のおけるAIの重要性が非常に高まっている。公共セクターには信頼のおけるAIが特に必要となる二つの特有な条件がある。一つ目は、公的セクターの活動の多くは強制性を持っており、社会へ幅広い影響を及ぼすことである。二つ目は、AIに関する裁量を考慮する際に、民主的な正統性が必要となることである。公的セクターで信頼のおけるAIを推進することの重要性を踏まえて、このテーマに関する研究の進展を評価するための系統的文献レビューを行い、こうした努力を支えるための実証的な研究が不足していることを見出した。この知見により、将来に向けた実証研究の課題が明らかになり、AIに対する社会的な信頼に関する一連の命題について、公的セクターに関わる特有の文脈を踏まえて提案することが可能となった。

 

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