教員業績報告
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交通・観光政策ユニット
■5月21日
■5月28日
■6月11日
「国際交通政策」(宿利正史客員教授他)の授業では、5月21日に横浜港、5月28日に羽田空港、6月11日に成田空港にて現地視察及び講義を実施しました。
■5月21日
横浜港の現地視察と国土交通省港湾局長 稲田雅裕氏による講義を実施しました。
稲田港湾局長講義後の記念撮影
稲田局長の講義では、アジアにおける我が国港湾の現状や、これまでの整備状況とその効果、カーボンニュートラルポートなど脱炭素社会に向けた取り組み、防災・減災、国土強靭化に向けた施策や能登半島地震による港湾の被害・対応状況など、わが国の港湾政策の現状と展望についてお話を頂き、その後、参加学生とのディスカッションを行いました。
また、現地視察では、国土交通省関東地方整備局の船に乗り、御説明頂きながら、横浜港内を巡り、大型コンテナ船の荷役の様子や新本牧ふ頭の工事現場などを海上から視察しました。
■5月28日
日本航空㈱の羽田空港の施設の現地視察及び日本航空㈱代表取締役副社長 斎藤祐二氏による講義を実施しました。
日本航空㈱の格納庫にて記念撮影
斎藤副社長より、コロナ禍をいかに乗り越えてきたのか、そして、コロナがもたらした様々な構造変化に対する対応状況や、持続可能な成長に向けた今後の戦略についてお話を頂き、参加学生とのディスカッションを行いました。
また、現地視察では、日本航空㈱の社員の方々の御案内で、格納庫、JAL SKY MUSEUM、安全啓発センターの順に見学し、格納庫では、間近で旅客機の整備が丁寧に行われている様子を見学でき、また安全啓発センターでは、事故の悲惨さと安全運航の重要性について深く学ぶことができました。
講義と航空会社の様々な施設の視察をあわせて行うことで、航空業界が直面している課題や戦略、そして安全の重要性について理解や考察を深める非常に有意義な機会となりました。
■6月11日
成田空港の現地視察及び成田国際空港株式会社(NAA)代表取締役社長 田村明比古氏による講義を実施しました。
田村代表取締役社長講義後の記念撮影
学生は、NAAの御案内により成田空港内と周辺を巡り、ターミナ ルで顔認証技術を活用した搭乗手続きを見学した後、貨物地区、 格納庫の様子、C滑走路予定地などのほか、航空機が離着陸する様 子を間近で見学しました。また、「空と大地の歴史館」では、 当時を知る解説員から、空港の位置決定の歴史、空港反対運動、 地域との共生に至る動きについて説明をお聞きし、 空港建設における周辺地域との対話の重要性について学びました。
続いて、田村社長から、開港の歴史、成田空港の現状、 新しい成田空港構想、 労働力不足への対応などについて講義をいただきました。特に「 新しい成田空港構想」では、ワンターミナル化、 新貨物地区の整備、 エアポートシティなど成田空港の将来像について説明があり、 学生と活発なディスカッションが行われました。
現地視察と講義を通じて、空港建設や反対運動の歴史から、 空港経営の現状と課題、将来像まで、成田空港や空港経営について 深く学ぶことができました。