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東京大学公共政策大学院 | GraSPP / Graduate School of Public Policy | The university of Tokyo

シンポディウム戦略的コミュニケーション研究所との協力に関する覚書(MoU)に署名しました 2024年06月25日(火)

覚書締結

GraSPPは、2024年6月19日付で、シンポディウム戦略的コミュニケーション研究所(以下、シンポディウム研究所)との協力に関する覚書(MoU)に署名しました。

シンポディウム研究所は2023年英国のロンドンに設立され、地政学的次元に焦点を当てた戦略的コミュニケーションの分野で世界をリードする機関です。世界中で活動する学者、政策立案者、メディア関係者のチームで構成されており、政府や市民社会の戦略的コミュニケーターと協力し、世界中の最も困難な問題に取り組んでいます。

シンポディウム研究所のディレクターであるネビル・ボルト博士が、以前にロンドン大学キングス・カレッジ(KCL)の戦争研究部(DWS)でKing’s Centre for Strategic Communications(KCSC)の創設ディレクターを務めていた時から、GraSPPとは研究および教育における協力関係の歴史があります。

同様に、GraSPPの青井千由紀教授は、EU内で認定され、英国政府とNATOから制度的および財政的支援を受けているシンポディウム研究所が運営する大学院教育プログラムに貢献しています。また、NATO StratCom Centre of Excellenceが編集する独立した査読付き学術誌「Defence Strategic Communications」に定期的に寄稿しており、ボルト博士が編集しています。

戦略的コミュニケーションは、国際関係においてこれまでにないほど重要な地位を占めています。戦略的コミュニケーションは、社会における重要な議論を形成し、シフトするために言葉、行動・非行動、イメージ、シンボルを利用することと定義され、法の支配に基づく国際秩序の推進において中心的な役割を果たします。そのため、先進国や欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)といった国際機関で、教育や訓練の重要な科目として浮上しています。

インド太平洋地域は地政学的および地経済的に最も動的な地域であり、戦略的コミュニケーションにおける専門的かつ高度な大学院レベルの研究と教育を推進し、強化する必要性が明確です。
GraSPPとシンポディウム研究所の戦略的協力関係の発展は、相互の交流と協力の機会を深化させ、今回締結した包括的な協力協定が、相互の連携を新たな戦略的レベルに引き上げ、共通の目的を進展させるための促進剤として機能することを期待しています。