東京大学公共政策大学院入学者の皆様へ
公共政策大学院を代表してごあいさつ申し上げます。入学おめでとうございます。
今月入学される方は90名です。うち、専門職学位課程は76名(うちDD受入の方々6名)、博士課程6名、交換留学生7名、外国人研究生1名という構成です。
みなさんは、非常にラッキーな年に入進学なさいました。というのも、過去3年間というもの、公共政策大学院では、本来の姿を失っておりました。それが今年からは本格的に平常に戻ると思われるからです。
まず、授業は、かなりの部分オンラインになっておりました。大学全体としてはコロナ禍の2年めからは少しずつ対面授業を復活させたのですが、公共政策大学院は留学生が多く、入国さえできない学生がかなりいたものですから、他部局よりもオンライン授業が長く続きました。
また、いわゆる3密になりがちな会はすべて原則禁止でした。もちろん、学生だけで行っているものまで取り締まることはできていなかったのですが、教員を交えた会はできないでおりました。
それから、公共政策大学院ではかつて、国際シンポジウムやその他のセミナーを相当数行っていたのですが、授業以外のイベントはほとんど中断しておりました。これからはそれらが少しずつ復活できるのではないかと思います。
そのほかにもいろいろありますが、省略させていただきます。いずれにしても、つきつめていえば、公共政策大学院はあじけないものになっていたのですが、これからは本来のようなミーティングプレイスになるのではないかと思います。
改めてご入学おめでとうございます。
東京大学公共政策大学院 院長
飯田敬輔