2016年9月9日
東京大学 公共政策大学院
平成28年度「大学の世界展開力強化事業~アジア諸国等との大学間交流の枠組み強化~」への採択決定について
本学公共政策大学院は、文部科学省が実施している平成28年度「大学の世界展開力強化事業~アジア諸国等との大学間交流の枠組み強化~」に採択されました。この事業は国際的に活躍できるグローバル人材の育成と大学教育のグローバル展開を強化するため、高等教育の質の保証を図りながら、日本人学生の海外留学と外国人学生の受け入れを行う国際教育連携の取り組みを支援するものです。本学公共政策大学院は中国・韓国の高等教育をリードする北京大学およびソウル大学校と公共政策・国際分野における大学院レベルでの日中韓交流の促進を目指します。
本学公共政策大学院では、2011年度から2015年度まで、文部科学省の「キャンパスアジアパイロットプログラム」で北京大学・ソウル大学校・東京大学(BESETO)の三方向でのダブル・ディグリーと交換留学という事業に取り組んできました。2016年度から5年間の予定で行われる本事業では、今まで構築・共有されてきた教育基盤をもとに、引き続き英語を主要言語としたダブル・ディグリープログラム等の実施を通じて学生および教職員レベルでの交流を深化させ、より高度なレベルでの連携を構築していきます。
北京大学国際関係学院について
1898年に、国立の総合大学としてはじめて設立された国家重点大学の一つです。中国の最高峰の高等教育機関として多くの政治家や科学者を輩出してきました。大学評価の世界指標であるThe Times Higher Educationによる「世界大学ランキング2014-2015」(THE)ではアジアで4位、中国本土ではトップです。多数のIT産業や研究所が集まる中国のシリコンバレー「中関村」にも隣接しています。北京大学国際関係学院は、学部での専攻分野の確かな基礎知識を備え、中国外交、国際関係についての積極的な研究を志す学生を受け入れています。
詳しくはこちら(http://english.pku.edu.cn/)をご覧ください。
ソウル大学校国際大学院について
ソウル大学校は1946年に9つの専門学校を統合し、韓国ではじめての国立大学として設立されました。現在は16の単科大学によって構成されており、1つの一般大学院と11つの専門大学院があります。The Times Higher Educationによる「世界大学ランキング2014-2015」(THE)ではアジアで6位、韓国では1位です。金泳三(第14代大統領)、金鍾泌(第11・31代国務総理)、潘基文(国連事務総長)もソウル大学校の出身です。ソウル大学校国際大学院は急速かつ複雑にグローバル化した社会を牽引するリーダーの育成を目的とし、高い知識とそれを応用する実務的なスキルをバランスよく学べるカリキュラムを提供しています。官僚、国際機関、研究機関、シンクタンク、多国籍企業、メディア、大学など、幅広い分野において学術的にも実務的にも活躍できる人材を養成します。また国際通商、国際協力、国際地域研究及び韓国学、それぞれの分野における第一線の教諭陣をそろえることにより、他大学とは一線を画す特別な学習環境を提供しています。
詳しくはこちら(http://gsis.snu.ac.kr/)をご覧ください。
問い合わせ先:
東京大学 公共政策大学院
国際企画チーム
E-mail:campusasia@pp.u-tokyo.ac.jp