9月5日(月)、デューク大学法学部教授のジョナサン・ウィーナー氏の講演会を東京大学本郷キャンパスで開催します。
ウィーナー氏は、健康・環境・安全のリスク規制全般の専門家であり、ジョン・グラハム氏との共著『リスク対リスク―環境と健康のリスクを減らすために』が和訳されています。
今回は「International Regulatory Cooperation, Impact Assessment, and Policy Learning(国際な規制協力、影響評価、及び政策学習)」と題するレクチャーを予定しています。欧州と米国の間では、TTIPにおいて、規制の調和、さらには規制策定プロセスの調和について激しい議論がありました。TPPでも第25章に「規制の整合性」に関する章があります。
「規制調和」を巡る議論では、規制の内容だけでなく、「影響評価」に代表される規制策定プロセスをいかに調和させるかという点も重要です。さらには、規制や規制策定プロセスの差異をネガティブなものとして見るのではなく、むしろ「グローバルな政策実験」として、エビデンスに基づく政策形成のために不可欠な「政策学習」の機会として活用する新しい見方を提示します。
日時:2016年9月5日(月)10:30-12:00
場所:法学政治学系総合教育棟 2階203教室
講演者:Prof. Jonathan B. WIENER, Duke University, School of Law
言語:英語
参加申し込みはこちらまで
主催:東京大学科学技術イノベーション政策の科学(STIG)教育・研究ユニット
共催:東京大学政策ビジョン研究センター
問い合わせ先:
科学技術イノベーション政策の科学(STIG)事務局
STIG@pp.u-tokyo.c.jp