公共政策大学院では、「国際交通政策」の授業において、下記のとおり、NIPPONEXPRESSホールディングス株式会社 専務執行役員 グローバル事業本部長 古江忠博氏からお話を伺います。
COVID-19の感染拡大やロシアによるウクライナ侵攻、直近では米国保護主義の台頭など、グローバルサプライチェーンを取り巻く環境が目まぐるしい変化を見せています。ロジスティクスは国際情勢、経済活動に大きく左右されますが、なくてはならないものであります。また、経済活動や社会活動がボーダーレスに構築される中、状況に応じた多種多様で高度なソリューションが求められています。物流事業において活動しているフォワーダー(国際輸送業者)は、単に輸送代行を担うのみならず、顧客ニーズやあらゆる条件に応じて常に最適な解決策を講じていかねばなりません。本講義では、紅海危機による海上輸送網への影響や中国Eコマース事業者の台頭に伴う航空輸送ニーズの変化など、直近の事例を用いながら、グローバルサプライチェーンに及ぶ影響を考察します。また、国際輸送では成田・羽田両空港を利用したアジア発欧米向けの再混載輸送、国内輸送では2024年問題に対応するための共同輸配送やモーダルシフトなど、荷主企業に対するフォワーダーとしての価値貢献にも触れていきます。
*履修登録者以外の本学学生の参加を歓迎いたします。
(使用言語: 日本語)
日 時: 7月1日(火) 16:50-18:35 (5限)
場 所: 国際学術総合研究棟4階 SMBCアカデミアホールにおける対面授業にて開催。詳細はポスターを確認してください。
問合わせ: 交通・観光政策研究ユニット ttpu[アット]pp.u-Tokyo.ac.jp
7/1「国際交通政策」古江忠博氏 講義案内ポスター
「国際交通政策」講義一覧(火曜5限 16:50-18:35)
「観光政策Ⅰ(基礎編)」講義一覧(火曜3限 13:00-14:45)