公共政策大学院では、「地域交通政策研究」の授業において、下記のとおり、 (一社)日本旅客船協会会長 加藤琢二氏 からお話を伺います。
フェリーは、人だけでなく道路を移動できるモノなら何でも運べる面白い乗り物です。人や車が停まったまま目的地に着ける「動く道路」であり、しかも休憩・宿泊もできる「動くサービスエリア」でもあります。道路ネットワークの発達に伴って、単なる移動手段としての役割は徐々に低下してきましたが、その一方で、ドライバーのいない無人車両でも運べるという機能を活かし、ドライバー不足問題への解決策の一つとして注目されるなど、社会の変化に対応した新たな役割が期待されるようになっています。
本講義では、フェリーが持つ様々な社会的役割を踏まえつつ、観光面からの離島航路の活性化、カーボンニュートラル社会の実現への対応、自動運航化への対応といった将来的な課題にも触れていきます。そして、近年のフェリー事業に多大な影響を及ぼした高速道路無料化政策を例にとり、総合的な交通政策の重要性についても理解を深めていきたいと考えています。
*履修登録者以外の本学学生の参加を歓迎いたします。
(使用言語: 日本語)
日 時: 12月24日(火)16:50-18:35 (5限)
場 所: 国際学術総合研究棟4階 SMBCアカデミアホールにおける対面授業にて開催。詳細はポスターを確認してください。
問合わせ: 交通・観光政策研究ユニット ttpu[アット]pp.u-Tokyo.ac.jp
12/24「地域交通政策研究」加藤琢二 氏 講義案内ポスター
「地域交通政策研究」講義一覧(火曜5限 16:50-18:35)
「観光政策Ⅱ(実践編)」講義一覧(火曜3限 13:00-14:45)