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東京大学公共政策大学院 | GraSPP / Graduate School of Public Policy | The university of Tokyo

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CAMPUS Asia Field Trip to GunmaDecember 2, 2025

Sorry, this entry is only available in 日本語.

2025118日・9日の二日間、キャンパスアジアプログラムの科目「Public Policy in East Asia and Japan II」の一環として、学生と教職員26名が群馬県を訪問しました。本プログラムは、日本の公共政策を実践的に学び、国・地方レベルでの政策実装プロセスを理解することを目的としています。当院に在籍しているキャンパスアジアプログラムの日本人、中国人、韓国人、シンガポール人学生だけでなく、プログラム外の日本人学生や各国の協定校からの留学生も多数履修しています。

 

1日目:富岡製糸場と前橋市での地方創生プログラム
午前中は、ユネスコ世界遺産「富岡製糸場」を見学。明治政府の殖産興業政策を象徴する日本初の器械製糸工場で、日本の近代化の歴史を学びました。
午後は前橋市に移動し、共愛学園前橋国際大学の協力で「民間主導の地方創生」をテーマに講義と街歩きを実施。同大学の國領教授による前橋市独自のITプロジェクトについての講義、地元企業の案内による街歩き、さらに同大学の学生を交えたグループでのディスカッションとプレゼンテーションを通じて、地方都市の活性化について考察しました。
夜は伊香保温泉に宿泊し、浴衣や宴会場での食事など日本の温泉文化を体験しました。

 

 

2日目:川場村での産業体験
川場村では、りんご農家と酒蔵を訪問し、農業と酒造りの現場を見学。昼食は「道の駅川場田園プラザ」で、地方産業の魅力を堪能しました。あいにくの天候でしたが、リンゴ狩りや酒造見学を通じて地域産業の現状を体感しました。

二日間のフィールドトリップを通して、あまり訪れる機会のない地方の豊かな自然や伝統的な文化や産業に触れたことは学生にとって新鮮な体験となりました。また、高齢化の進む地方都市の活性化という課題は日本だけでなく各国に共通するため留学生の関心も高く、前橋でのプログラムで活発な議論がなされたことは大きな収穫でした。
 加えて、今回のフィールドトリップははじめての試みとして、前学期の同科目履修者から企画を募り、選ばれた案をもとに計画・実行されました。学生が自ら企画し現地と交渉してプログラムを実現したことは、実践的な学びとして大きな成果でした。