キャンパス・アジアが第9回日中韓サミットで言及されました2024年06月03日(月)
2024年5月27日、韓国・ソウルにおいて、第9回日中韓サミットが開催され、2019年12月以来4年半ぶりとなる日中韓首脳会談が開催されました。
岸田総理大臣からは、日本として、日中韓協力の今日的意義を踏まえ、人的交流、持続可能な社会、ASEANとの協力の3つの分野での取組についての考えを述べ、日中韓協力の「人的交流」の所では、キャンパス・アジアについて次のように言及しました。
「将来を担う若者を中心とした重層的な人的交流こそが、日中韓の未来に向けた相互理解と信頼を育む礎であり、困難な時期においても課題の解決に向けた新たな発想を生む力となるとの認識に基づき、日中韓3か国間で始まった大学間交流プログラムであり、今や東南アジアに拡大している「キャンパス・アジア」をはじめとするプログラムの推進を引き続き後押ししていく。また、観光を通じた人的交流を一層促進する。」
また、会議終了後に発出された共同宣言の3か国の国民のための 3か国協力プロジェクトでは、キャンパス・アジアが次のように言及されました。
「14. 我々は、将来世代間の交流を促進する上での教育分野における協力の重要性を認識し、2011 年度に開始され、ASEAN 加盟国の大学を含むまでに拡大した大学間交流プログラムであるキャンパス・アジアの模範的な役割を評価する。我々は、このプログラムが 15,000人の大学生の参加を集めてきたことに留意し、2030 年度末までに 30,000人の学生の参加を得ることを目標に、このプロジェクトを積極的に支援していく。」 (第 9 回日中韓サミット共同宣言 (仮訳)より抜粋)